本作には、メンバーのコヌ、インス、ジュンQが作詞・作曲した楽曲も初めて収録され、これまでの活動を集約させた思いの詰まった新曲11曲がラインナップされている。
MYNAME の最新ニュースまとめ
CDは全7形態で、初回限定盤のDVDには、7月30日に舞浜アンフィシアターで開催された「MYNAME 2016 SUMMER LIVE~2nd Story~」のライブ映像の一部や、新曲PVを収録。メンバー別ソロ・ジャケット盤(全5種)にも、アルバムとは別にメンバーが作詞・作曲したソロ楽曲や、セヨン&ジュンQのデュオ楽曲も収録される。
満を持して放つ約1年ぶりのアルバムリリースを前に、メンバー5人がアルバムに込めた思い、制作秘話などを率直な言葉でたっぷりと語ってくれた。
<b>―4枚目となる今回のアルバムは、タイトルが「ALIVE~Always In Your Heart~」ですが、どんな意味が込められていますか?</b>
セヨン:「MYNAME」が“生きている”という意味が込められているんですが、「MYgirl」(=「MYNAME」のファン)の皆さんがいるから、「MYNAME」が生きているということを伝えるために、このタイトルにしました。
ジュンQ:やっぱり今回のアルバムは、ソロの曲も入っているし、ユニット曲も入っているから、個人個人の魅力がたくさん詰まっているアルバムだと思います。
<b>―今回のアルバムは、インスさんが「僕たちのプライドをかけたアルバム」、セヨンさんが「どの作品よりも思い入れがある」とおっしゃっていました。新曲が11曲ありますのでトラックリスト順に、1人2曲ぐらいずつ紹介をお願いします。</b>
インス:タイトル曲「Alive or Fallen」は「MYNAME」、そして「MYgirl」の皆さんが一緒に生きているというメッセージが込められた曲で、僕たちもすごく感情を込めてレコーディングをしたので、そこをチェックしながら聴いてください。「GOLD RUSH」は、リフレッシュしたいときに聴くと、すごくいいと思いますね。
ジュンQ:「Crazy Crazy」は、皆さんと一緒に歌うところがいっぱいあります。歌いやすいし、明るい感じの曲だから、皆さんに気に入っていただけると思います。「K.O. Monster」は強い感じの曲です。2ndアルバムの収録曲「Klick」と似た雰囲気で、カッコよくパフォーマンスができる曲だと思います。
セヨン:「FIREWORK」は僕が一番好きな曲!インス兄さんが作った曲で、「MYNAME」のダンスパフォーマンスをちゃんと見せられる大好きな曲です。今回のアルバムの中で、ダンスが一番カッコいいんじゃないかな。ダンスはまだ作っていないんですけど(笑)。「RAIN」は僕が2番目に好きな曲です。聴くと、雨が降っているイメージが浮かんで、心が温かくなります。歌詞はちょっと悲しい感じがするけど、メロディーがずっと頭の中でグルグル回って、すごくいい曲だと思います。
チェジン:昔から雨の曲があったらいいなと思っていたんですけど、今回インス兄さんが作ってくれて、本当にいい曲です。
インス:チェジンの曲紹介はまだだよ。あとで順番回ってくるから(笑)。
チェジン:本当にいいなと思ったんだもん。
コヌ:「Crank up」は、僕が一番好きじゃない曲です。
セヨン:正直でいいね~。
コヌ:でも、この曲はメロディーとか、曲の流れが分かりやすいから、皆さんと一緒に盛り上がれる曲だと思います。「Gimme Gimme」は…、どんな曲だっけ?ハハハ。
ジュンQ:歌詞が速い。
(インスが歌い始める)
コヌ:あっ、僕が好きな曲ですね(笑)。「Gimme Gimme」のポイントは、「ギミギミ」というフレーズがたくさん出てくるので、その部分です。そして、この曲は最後のアドリブを僕が任された曲なので、そこにも注目してほしいです。
チェジン:「ニガモンデ」は歌詞が力強いんですけど、皆さんと一緒に楽しめる曲だと思います。ジュンQ兄さんが作ったんですけど。
ジュンQ:「ニガモンデ」は日本語で、“何様なの?”みたいな感じで、悪い男の気持ちを表現した歌詞なんですけど、全体的には明るい感じの曲だから、皆さんと一緒に楽しめると思うので、期待していてください。
チェジン:「Burning Love」は僕が一番好きな曲です。レコーディングをするとき、歌いやすかったです。
コヌ:正直、チェジンは「Burning Love」、分からないです。
チェジン:分かる、分かる!
インス:ちょっと歌ってみてよ!
チェジン:なんで!?
インス:じゃあ、「歌いたくないです」って言って!
チェジン:(小さな声で)歌いたくないです…。
インス:ハハハ。(記者に)この雰囲気、面白いでしょ?
<b>―インスさんの顔が真剣すぎて、何が本気で冗談なのかよく分かりません(笑)。</b>
インス:いまのは本気ですよ。
コヌ:(インスは)午後6時までは本気です(※このインタビューは午後6時すぎ)。いやいや、(咳き込んで)ゴホッ。
一同:(大爆笑)
<b>―では、気を取り直して、最後の曲「One more time」ですね。</b>
コヌ:本気で言ってください。ジュンQ!
ジュンQ:2ndアルバムの収録曲「We Made It」と似ていて、皆さんと一緒にタオルを回しながら歌うと、もっと距離が近くなる曲だと思います。
<b>―ではここからソロ曲のお話へ。チェジンさんのソロ曲「僕の心に」はコヌさんが作詞をされていますが、歌ってみていかがでしたか?</b>
チェジン:最初もらったとき、この曲できるかなと思ったんです。曲はめちゃくちゃいいんですけど、難しくて。でも、コヌ兄さんから「ここはこうして」と優しくアドバイスをもらって、自分なりに歌うことができたと思います。
<b>―チェジンさんのソロ曲は、今回初めてなので、ファンも楽しみにしていると思います。</b>
チェジン:どんな反応があるのか、僕も楽しみです。
<b>―コヌさんは、ソロ曲「Good Bye To You」で別れをテーマに作詞をされましたが、どうして別れの曲を作ったんですか?</b>
コヌ:僕はずっとコンサートとか、ソロアルバムで、別れる内容の切ないバラードばかり歌ってきて、今回も別れをテーマにしたんですけど、切ない感じじゃなくて、別れてもいい思い出が残っている人もいるじゃないですか。それを表現したくて、作りました。だから、重い感じじゃなくて、楽に聴ける曲です。雰囲気とかもあんまり重くないし、やりたいジャンルがポップだから、そんな感じで作った曲です。
<b>―インスさんは、今回のアルバムに自作曲が4曲収録されますが、大変だったことはありますか?</b>
インス:ぜんぜんなかったです。むしろ、幸せでした。
<b>―曲はどういうときに作るんですか?</b>
インス:時間に関係なく、ずっと作っています。仕事の合間にも作るし。いろんなメロディーを作っておいて、それをつなげて、調整していきますね。だから、どんな曲でも、メロディーを先に作ります。
<b>―ジュンQさんは、セヨンさんとのデュエット曲「Oh My Gosh」をどういうイメージで作りましたか?</b>
ジュンQ:デュエット曲というと、愛とか甘い感じの曲ばかりなので、今回はヒップホップな感じで、2人で一緒に踊りながら、カッコいいパフォーマンスを見せたいと思って、この曲を作りました。セヨン兄さんの魅力と、僕の持ち味が混ざった表現をステージで早く見せたいです。
<b>―ジュンQさんはどういう風に曲を作りますか?</b>
ジュンQ:急にメロディーが浮かんだら、ケータイに録音して、作曲家さんと相談しながら作るときもあるし、いろんなやり方があって、いつも違うからコレとは決めていないです。でも、僕もだいたいメロディーからですね。
<b>―セヨンさんは、「Oh My Gosh」を初めて聴いたときはどう思いましたか?</b>
セヨン:最初に聴いたときはあんまりよくなかったんです。でも、みんなの意見を参考に、ジュンQがもう一度手直しをして、完成させたのでいい曲に、最高な曲になったと思います。
<b>―オリジナルアルバムは久しぶりのリリースとなりますが、制作にかなり時間をかけたようですね。</b>
インス:そうですね。メンバー個人個人の曲もあったし、メンバーが作曲した曲もあったし。その間、ヨーロッパに行ったりした時期もあったので、電話でもやりとりをしながら作業したり、日本のスタッフさんが韓国まで来て、レコーディングをしたり。けっこう大変なアルバム準備期間でした。
<b>―メンバーの皆さんが作詞・作曲した楽曲は、今回のアルバムのために作った曲ですか?</b>
インス:いえ、前から作っていた曲です。いつかはアルバムに収録したいなと思って、たくさんの曲を作っておいたんですよ。それで今回、メンバーが作った曲を入れようという話になって、その中からいい曲を選んで入れました。
<b>―新曲が11曲収録されますが、たくさんあった候補曲の中から選んだということですね。</b>
インス:そうです。約50曲の中から選びました。
<b>―どうやって決めたんですか?</b>
インス:点数にしたんです。
セヨン:1曲1曲聴きながら、メンバーみんなで点数を入れて、一番点数が高かった曲を選びました。
ジュンQ:だから、今回収録されているのは、点数が高かった上位11曲です。
<b>―楽曲を作ったインスさん、コヌさん、ジュンQさんは「MYNAME」の曲ということで、5人の魅力をしっかり出せる曲を作ったと思いますが。</b>
インス:だから、「プライドを込めたアルバム」と言ったんです。
<b>―いまの「MYNAME」の魅力は何だと思いますか?</b>
インス:「MYNAME」の魅力は、個人個人違うと思います。正直言うと、何が違うかは、自分だけが知っていると思いますよ。だから、僕はチェジンのスタイル、コヌのスタイル、セヨンのスタイル、ジュンQのスタイルは分からないです。でも、そうやって各自が頑張って、それぞれのスタイルを作ると、グループのスタイルができあがっていくから、いまはみんな頑張って、自分のレベルアップをしながら、スタイル、色を作っていっている過程にあると思います。
<b>―コヌさんはどうですか?曲を作るときにメンバーの魅力を考えながら作ったと思いますが。</b>
コヌ:正直に話すと、僕は曲を作るときに、「MYNAME」のことを考えながら作ってはいません。他のメンバーも同じだと思いますよ。「MYNAME」のアルバムに入る曲という前提だったら、考えるかもしれないですけど、曲を作るとき、何か基準があると、その枠の中でしか作れないから。
セヨン:考えが狭まっちゃうということですね。
コヌ:だから、まずは考えないです。
ジュンQ:僕もそうです。
セヨン:すごいですね~。0から100を作る。3人、すばらしい!(と拍手する)
<b>―セヨンさんも楽曲制作はされていませんが、振り付けを担当する曲がありますよね。</b>
セヨン:「Alive or Fallen」とリリースイベントで歌う曲と、ジュンQの曲も入れて4曲ですね。「Alive or Fallen」はファンのみんなとキャッチボールができるように、それから一緒に踊れるように作っています。本当にやることがいっぱいありますね~。このアルバムのために頑張ります!
<b>―メンバーの皆さんはセヨンさんの振り付けで踊るというのはいかがですか?</b>
チェジン:ハロウィンイベントで歌った最初の曲は、セヨン兄さんが振り付けを作った曲だったんです。
セヨン:「Focus Pocus」なんですが、「MYNAME」の曲の中で、僕が初めて作った曲です。
チェジン:セヨン兄さんの振り付けは、カッコいいです。
インス:カッコいいですね。で、メンバーももっといろいろな意見を出し合って、取り入れていったら、もっとカッコよくなるかもしれないです。
<b>―セヨンさんから見て、メンバーたちの踊りはどうですか?</b>
セヨン:いいですよ。でも、イメージしたものが100%はこないです。それは、当たり前。僕じゃなくても、誰が作ってもそうだと思いますよ。
コヌ:そうなの!?
セヨン:自分の頭の中にあるものだから。でも、踊りはやっぱり5人のほうがいいなと思います。1人より2人、2人より3人、多ければ多いほどいいですね。
<b>―タイトル曲「Alive or Fallen」のPVでは、ジュンQさんがスポーツカーを運転していましたが。</b>
コヌ:自分がやりたいって言ったんです。
ジュンQ:どうしてもやりたくて。
セヨン:そのために国際運転免許もとって。
コヌ:久しぶりに見ました。ジュンQが「やりたいです、やりたいです」って積極的に言うのを。
ジュンQ:運転はみんな上手いです。コヌ兄さん以外、4人は運転免許を持っているので。
<b>―チェジンさんも持っているんですね。</b>
チェジン:ありますよ~。1年前にとったんです!当たり前じゃないですか。
<b>―今回はジュンQさんが運転している姿、すごくカッコいいですね。</b>
ジュンQ:ありがとうございます。初めてポルシェを運転して、うれしかったです。買いたいと思いました(笑)。
<b>―PVでは、リムジンに乗って、皆さんが楽しそうにしている姿も印象的でしたが、撮影エピソードがあれば教えてください。</b>
チェジン:リムジンではシャンパンを飲んだんですけど、ジュンQ兄さんが酔っ払っちゃって。
ジュンQ:ジャンケンにずっと負けて、しかたなく飲んだんですけど、5杯ぐらい連続で飲んだら、酔っ払っちゃって。だけど、いいPVになって、うれしかったです。
<b>―本物のお酒を飲んで、あれはリアルな様子だったんですね。</b>
セヨン:本当にみんな飲みました。
ジュンQ:でも、酔っ払ったのは僕だけです(笑)。
<b>―他にもゲーセンに行って、カートで遊ぶシーンなどもありましたが。</b>
インス:あ~、カート。面白かったです!
セヨン:本当に久しぶりにゲーセンに行って。
チェジン:ちょっと怖かったんですけど。車がぶつかったら、怖いじゃないですか(笑)。
インス:メンバー同士で対決したんですけど、1位が誰かは覚えていないです。
ジュンQ:セヨン兄さんじゃない?
セヨン:ま、僕でしたけど。すごく楽しかったです。
<b>―今回のPVは色彩がとてもキレイですが、仕上がりを見ていかがですか?</b>
ジュンQ:涼しい感じがありますけど、逆に温かい感じもあると思います。5人が仲良く話したり飲んだり。
セヨン:「MYNAME」が生きているということをちゃんと見せているんで。
ジュンQ:冬に合う曲そしてPVになったと思います。
セヨン:PVが出るのは冬ですけど、撮影したときは暑かったんです。衣装が冬の服だったので、踊るとき、すごく暑くて少し大変でした。
ジュンQ:汗がめちゃくちゃ出ましたね。
セヨン:あれはつらかったです(笑)。
<b>―10月に韓国デビュー5周年を迎えられて、おめでとうございます!</b>
一同:ありがとうございます!
<b>―韓国デビュー5周年記念として、Youtubeで2倍速ダンスを公開されましたが、あれは1回で撮ったんですか?</b>
インス:実は3回やったんです。
セヨン:ちなみにあの撮影は、5周年のファンミが終わった後、夜10時に撮りました。もう死ぬかと思いました(笑)。
<b>―一番疲れていたのは?</b>
インス:正直言うと、チェジンとジュンQです。
チェジン:僕はあれを撮って、すぐ帰りました。
インス:チェジンが本気で「やりたくない」って言ったのは初めてでしたね(笑)。
チェジン:めちゃくちゃ速いし、力を入れてやらないと、踊れないんで。
<b>―コヌさんもかなり疲れているように見受けられましたが。</b>
セヨン:意外とコヌ兄さんはしっかりしていましたね。ちゃんとパーンとやって、休むときは休む人だから。
ジュンQ:あれは、いい経験でした(笑)。
<b>―2016年はグループとしてどんな一年でしたか?</b>
コヌ:ライブツアーもあったし、1番のポイントはことしからソロの活動がたくさんあったことだと思います。セヨンの舞台もあったし、ジュンQが韓国でWebドラマに出演したし、インスのミュージカル「カフェ・イン」もあり、チェジンも演技とかにチャレンジしているから。ことしはグループとしても、ソロとしてもそれぞれ頑張った年だと思います。だから、来年はもっと期待しています。12月7日に発売するアルバム「ALIVE~Always In Your Heart~」で、今年をちゃんと締めくくって、来年はもっといろんな活動をして、「MYNAME」を知らない人に、もっと自分たちのことを知ってもらえるように頑張ります!
セヨン:2016年は「MYNAME」にとって、あっという間でしたね。アルバムの発売が12月じゃないですか。最後のボタンを「MYgirl」の皆さんとしっかりとめたいので、このアルバムも運があれば、オリコンのウィークリー1位までいきたいですね。どのアルバムよりも、メンバーの思いが強いし、心を込めたアルバムになったと思うので、皆さんのたくさんの応援がほしいです!ありがとうございます。
インス:来年のコンサートは、皆さんに早く見せたい気持ちがあって、ドキドキしながら楽しんで準備しています。いつもそうですが、「MYNAME」のコンサートは僕たちだけじゃなくて、皆さんも幸せな時間になるようにしたいので、これからのいろいろなコンサート、イベントを楽しみにしていてください!
インタビュー中、ジュンQが「歌いやすい」を「歌うのやすい」と言い間違えると、他のメンバーが「歌がやすいんですか?」とつっこむなど、メンバー同士で日本語の間違いを訂正できるほど、もうすっかり日本語でのインタビューにも慣れた「MYNAME」。
個性豊かな5人で、一見バラバラに見えるが、はっきりと自分の意見を本音で言い合える彼らの姿を見ながら、信頼関係や絆が垣間見られ、グループとしても深みが増してきたように感じられた。
「プライドをかけたアルバム」と語る「ALIVE~Always In Your Heart~」は、そんな彼らのさらなる進化を予感させる渾身の一枚となっている。
■ヘアメイク
TOMOMI HASEME
JUNKO KAMATA
■スタイリスト
DISCUS KOBAYASHI (chantier)
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