イ・ホンギ(FTISLAND)
イ・ホンギ(FTISLAND)
韓国出身の5人組バンド「FTISLAND」のフロントマン、イ・ホンギが、12月24日(土)国際フォーラム ホールAでクリスマスイベントを開催。1日2公演で1万人を動員したイベントの昼公演の模様をレポートする。

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 「Santa Claus is Coming To Town」の歌詞を「ホンタクロース」に替えて歌いながらイ・ホンギ(FTISLAND)が姿を現したのは、2階席。ホンギの位置を確認しようと周りを見渡しながら黄色い悲鳴を上げる客席の間をぬって歩く、意外な場所からの登場がひとつ目のサプライズのクリスマスプレゼントとなった。

 ステージに辿り着いたホンギが、「2階から1階までの導線が長いね」とおどけながら、クリスマスらしい真っ赤な星型ペンライトが輝く会場をまじまじと見つめて、「キラキラしてて、目がいたいな(笑)。でもめっちゃかわいい。ありがとう」と感謝を口にすると、イベントはそのペンライトが綺麗に揺れる豪華なメドレー二本立てのライブで本格的にスタート。

 まずはホンギがこれまで担当した大人気ドラマのOSTメドレーを披露。ヒットした出演作「美男ですね」の「Promise」で会場の熱気を高めると、「まだ言えない言葉」(「百年の花嫁」)、「マリヤ」(「相続者たち」)をパワフルかつ哀切な感情たっぷりに歌い上げた。続いて「ミュージアムにあるみたいな懐かしい曲も歌いたい(笑)。FT(ISLAND)の曲なんだけど、今日はひとりで5人分、初心に戻って歌います」と意気込むと、初期の楽曲「恋煩い」「雷」「君が来るまで」「Hello Hello」をメドレーで歌唱してファンを歓喜の渦に包んだ。

 ライブが終わると、ステージにクリスマスツリーや雪だるま、トナカイのオブジェ、ソファが運び込まれてアットホームなクリスマスパーティーの雰囲気に。表に「2」、裏に「5」と書かれた白のニットベストに着替え、ベルの音とともに再登場したホンギは「一年の中で一番好きな時期。テンションが上がっている僕の気持ちを伝えて、みんなに人生で一番楽しいクリスマスって言ってもらいたい」とやる気を見せた。

 「リアルガチ!ホン宅拝見」では普段住んでいるソウルの家を本邦初公開。自身のファッションブランドも立ち上げるほど服好きのホンギらしくシューズコレクションや綺麗に整頓されたワードローブ、一番高い服や、普段よく着る服、カバンの中身を紹介。今年のツアーに対する充実感や、自分の音楽を信じてついて来てくれるファンへの思いなど、深い内容のトークも繰り広げた。

 合間には2種類の映像も流された。ひとつは今秋から新DJに抜擢されたラジオ番組「イ・ホンギのKISS THE RADIO」の収録の様子や、自ら運転して仕事へ向かう姿、プロテストを受けるほどハマっているボーリングについて語る姿を収めた最近のホンギの活動についての映像。そして二つ目は、メンバーからのメッセージ。常にそばにいてホンギの悩みも心境もすべて知るメンバーそれぞれの愛の形が表れたメッセージが、ホンギへのクリスマスプレゼントとなった。

 ホンギのやんちゃぶりが炸裂したのはゲームコーナー。「今までのファンミーティングのゲームの中で一番楽しい!」と叫んでいた「ホンタクロースのお絵描き当て!」では、お題を出されて真剣に絵に取り組むホンタクロースがユニークな絵心を発揮。ファンはコーヒーチェーン店やSNSのロゴ、メンバーのジェジンといった正解を当てるのに悪戦苦闘した。「真っ赤なお鼻のトナカイゲーム」では、指定されたシチュエーションの物語をトナカイ役のファンと息を合わせて即興で実演。演技合戦にワクワクするホンギは、エアー床ドンから、「酔っ払いの千鳥足」、「肩を脱臼」まで、さまざまなシチュエーションが混在するコメディー寄りのストーリーを躊躇することなく熱演。「さすが子役出身スター!」と思わせる名演技で会場を盛り上げた。

 本番前に緊張していたというホンギは、「大事なクリスマスの日に来てくれてうれしかった。楽しく遊んでくれてありがとう。いつも僕が死ぬまで一緒にいこっていうじゃん。その言葉に責任感を持たないといけないと思う。来年は個人としても『FTILAND』としても俳優としても、もっと頑張ります!」と最後のMCで2017年の抱負を語り、「Miss X-Mas」を暖かい声で歌い上げて、クリスマスイブのスペシャルイベントの幕を閉じた。

 2017年、韓国デビュー10周年を迎える「FTISLAND」の新年一発目の日本イベントに、「FTISLANDオフィシャルファンミーティング2017 "名探偵FT"」が決定。2017年2月15日(水)・16日(木) 東京国際フォーラム ホールAをはじめ、名古屋、大阪でも開催が予定されている。



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