11年という長寿混声グループ<COOL(クール)>が2日午後4時、ソウル市江南区(カンナムク)淸潭洞(チョンダムドン)のリベラホテル15階で記者会見を開き、グループ解散を公式宣言した。

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淡々とした表情で公式の席上に姿を現したイ・ジェフン、ユリ、キム・ソンスのメンバー3人は、個人インタビューや質疑応答などもなく、それぞれの感慨を短く伝えるのにとどまる記者会見を行った。

<COOL>の“兄貴”キム・ソンスは、「10年間変わらない愛情を注いで下さったファンの皆さんに、心から感謝を申し上げます」「これからも今のように<COOL>のキム・ソンスとして生きていくでしょう」と感想を語った。

登場時から涙ぐんでいた紅一点のユリは、「すごく震えているし、悲しいです」「二十歳だったヒョノクが、ユリというきれいな名前をもらって活動し始めて、もう10年が過ぎました」と、用意してきた発表文を読み上げていった。

彼女は「10年間をステキなオッパ(お兄さん)たちと共にできて、私にとって大きな勉強になりました。<COOL>という名が、永遠に皆さんの心に残ることを切に願っております」「これからは<COOL>のユリではなく、ただのユリとしてお会いすることになるでしょうが、今よりももっともっとがんばります」と、読み終えた後、泣き出してしまった。

リードボーカルのイ・ジェフンは「<COOL>というバスに10年間乗ってきて、終点のない循環バスのように走ってきて、僕たちが先に下車します。これからは皆さんがバスの車掌ですので、どうか降りないでください」「僕たちの姿が変わっても、<COOL>を想い出す時間を作りたいです」と、グループをバスに喩え、その心境を伝えた。

彼は続けて、「今の姿よりもよりカッコいい<COOL>の姿は無いでしょう。解散という語は使いたくないし、これは“ピリオド”ではなく“コンマ”に過ぎません」と付け加えた。

これから<COOL>のメンバーは個人活動を模索する予定だ。

イ・ジェフンは音楽活動を続け、昨年2月に2ndまで発表したCCM※のアルバム『ミラクル』を発表し、ソロ歌手として活動していく予定だ。ユリは放送活動とともに、ラジオDJとして新しく変身する。またキム・ソンスは役者として新たな道を模索するなど、3者3様のそれぞれの道を歩んでいく。

<COOL>の所属事務所スカイエンターテインメントの関係者はこの日の記者会見で、「不仲による解散というのはデマ」「トップに立ったとき、美しい姿で別れようと合意していた」と、解散の背景を明らかにした。

一方<COOL>は、1994年イ・ジェフン、キム・ソンス、チェ・ジュンミョン、ユ・チェヨンなどの混声4人組からスタートし、翌年チェ・ジュンミョン、ユ・チェヨンが脱退してユリが合流、現在まで満10年間、全17枚のアルバムを発表し、ファンに愛されてきた。


※Contemporary Christian Music:大衆音楽の形式を取ったクリスチャン音楽

Copyrightsⓒsports donga & etimes Syndicate & wowkorea.jp
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