チョン・ウソンの仕草をマネして見せるチュ・ジフン。(画像:画面キャプチャ)
チョン・ウソンの仕草をマネして見せるチュ・ジフン。(画像:画面キャプチャ)
各テーマに合わせた人物をゲストに招き、トークを展開していくユ・ジェソク×チョ・セホのバラエティ「ユ・クイズ ON THE BLOCK」(tvN)がじわじわと人気を集めている。11月の「韓国人が好きなテレビ番組」ランキングで7位(10月は18位)に急浮上!1位は「リクエスト曲を歌って差し上げます 愛のコールセンター」(TV朝鮮)、2位は「遊ぶなら何する?」(MBC)、3位は「新西遊記8」(tvN)、4位は「ポンスンア学堂」(TV朝鮮)と人気バラエティがズラリと並び、5、6位はドラマなので、バラエティだけでみると5位という好成績だ。

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そんな勢いもあり、12月9日(水)に放送された「ワールドクラス」特集第2弾は自己最高視聴率となる5.0%(ニールセンコリア調べ)を記録。瞬間最高視聴率は6.4%(首都圏基準では7.3%)まで伸びた。

それに一役買ったのが、“ワールドクラス俳優”として登場したチュ・ジフンだ。レザージャケットにレザーパンツという、モデル出身らしい上下レザーの着こなしを披露し、スターオーラ出しまくりでユ・ジェソクとチョ・セホを圧倒。ところが、チュ・ジフンは「それでなくてもこのような環境に慣れていないのに、(照明もあり)服がとても暑くて(笑)」と言い出し、オープニングから笑いを巻き起こすギャップのある魅力を発揮した。

チュ・ジフンがトークバラエティに出演することはあまりないので、かなり新鮮であり、話の話題も多岐にわたり、興味深かった。

Netflixオリジナルドラマ「キングダム」のヒットにより、ワールドクラス俳優となったが、この人気を予想もしていなかったので戸惑っているとか。最初は「朝鮮時代にゾンビ?」と話になるのかと思ったが、映画「トンネル 闇に鎖された男」のキム・ソンフン監督、ドラマ「シグナル」の脚本家キム・ウニが手掛けるドラマなので、一緒に仕事をしたくて出演を決めたという。現在は、そのキム・ウニが脚本を手掛ける来年放送のドラマ「智異山」(tvN)と映画「サイレンス」の撮影中だ。

そんないまのチュ・ジフンがあるのは、高校生のころ、家族ぐるみの付き合いをしていたピアノ教室の院長から、「モデルになる気はないか?」と勧められたのがきっかけだった。友達がプロフィール写真を出版社やアパレルメーカーに送ったのが目に留まり、モデルとして活動するようになったのが始まりだという。

俳優デビュー当時を振り返り、デビュー作「宮~Love in Palace」では撮影が始まって8か月ぐらい、監督からずっとダメ出しをされ、現場に行くたびに、「きょうはどれだけ叱られたら一日が終わるのか」と思っていたという苦労話も明かしたチュ・ジフン。ドラマは大ヒットし、ツンデレ皇太子もハマり役で、彼が一気に大ブレイクした作品だったので、裏にそんな苦労があったとは意外だった。

そして、チュ・ジフンが演技力を認められたドラマ「魔王」では、台本リーディングのとき、自分の机の上だけが汗だらけになるほど、何度もやり直しをさせられ、監督から「現場でそんな演技をしていたらダメだ」としぼられたが、撮影初日に監督から「何かあったのか?なんでそんなに上手くなったんだ?」と褒められ、2万ウォンの小遣いをもらったというエピソードも。

また、インターネットでチュ・ジフンを検索すると、「善と悪が共存するヤヌスのような魅力」と出てくることについて、本人は左右の目が違うからだと分析。冷ややかに見えるのが一重の右目で、柔らかく見えるのが奥二重の左目なので、監督がシーンによってカメラのアングルを変えるとか。俳優の条件として、「左右の目が違う」、「背が高い」、「肌が浅黒い」人はできないと言われるが、チュ・ジフンはこの3つがあったからデビューできたとし、俳優を夢見る後輩たちに希望を与えた。

さらに、普段から仲の良い先輩俳優チョン・ウソンの話も。もちろん、この番組にチョン・ウソンが出演した回を見たが、自分が出ることは言わなかったそうだ。一緒にお酒を飲むと、チョン・ウソンはおつまみを食べず、お酒だけを飲むので、家に行っても食べるものが何もなく、ホテルみたいだと。そして、飲みながら、何か机だったりずっと拭いたりしているという癖も暴露したほか、チョン・ウソンの仕草をマネして見せるユーモアセンスも発揮した。

もうすぐ40代を迎えるにあたり、「いまも18歳のときと気持ちは同じで、自分はそのままなのに、周りの環境が変化しているので、それにどう適応したらいいか考えている」とし、体力をつけたいと話すなど、率直にいろいろ語ったチュ・ジフン。この地位に上がるため、諦めたことについて「思う存分恋愛ができなかったこと。恋人もそうだし、両親ともなかなか気軽に旅行ができなかったこと」と話していたのも印象的だった。

失ったものはあるけれど、それを少しずつ補っていこうと前向きに考えているとし、両親と妹と家族写真も撮りたいと話すなど、柔らかい笑顔を見せた。話も面白いし、余裕も感じられ、いい歳の重ね方をしているのが感じられた。

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