「喧嘩しないなら幸いだ」に出演した「EPIK HIGH」の運命は?(画像:画面キャプチャ)
「喧嘩しないなら幸いだ」に出演した「EPIK HIGH」の運命は?(画像:画面キャプチャ)
韓国10thアルバムPART 2「EPIK HIGH IS HERE 下」(2月14日発売)の活動を展開中のヒップホップグループ「EPIK HIGH」。デビュー20年目となる彼らが3人揃ってバラエティに出演し、話題となっている。

EPIK HIGH の最新ニュースまとめ

まず、先月12日に放送されたJTBCの看板バラエティ「知ってるお兄さん」では、“兄貴”たちとウイットに富んだトークを展開し、パフォーマンスやゲームでもノリノリな姿を発揮。3月から北米ツアーを展開し、4月には米国最大の音楽フェスティバル「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」に出演することを明かしていた。

そんな「EPIK HIGH」が今度はリアルバラエティに出演。今月7日に放送されたMBCの人気バラエティ「喧嘩しないなら幸いだ」に登場したのだ。同じMBCならリアル観察バラエティ「全知的おせっかい視点」もある。兵役を終えるなどして、久しぶりに完全体でカムバックするアイドルたちは「知ってるお兄さん」とセットで出演するケースが目立っている(最近では「BTOB」がそうだった)が、「EPIK HIGH」は人里離れた自然で、過酷な1泊2日の自給自足ライフを体験する「喧嘩しないなら幸いだ」を選択したということだ。

メンバー3人の関係性から考えると、結果的にこの選択はベストだったのではないかと思うほど面白かった。「EPIK HIGH」は年齢順でいうと、上からリーダーのTABLO、DJ TUKUTZ、MITHRAという順で、それぞれ1歳違いだが、音楽をする上では皆平等であり、今では「家族」、「切っても切れない運命共同体」だという。そのリアルな様が随所に見られた。

しかも、スタジオゲストに「EPIK HIGH」とは17年来の仲だという俳優ポン・テギュが登場し、MCのアン・ジョンファン、BOOMと共にVTRを見ながら解説をしていたのも面白さに輪をかけた要素だった。なにせ、TABLO&カン・へジョン夫妻の出会いをとりもったのもポン・テギュだというから、プライベートの深い部分までよく知っていたのだ。

ポン・テギュが3人の特徴について、TABLOは口数が多く、頑固であり、DJ TUKUTZは口よりも体が先に動く行動派で、やはり頑固。MITHRAは2人を別に好きではなく、「EPIK HIGH」を愛していると冗談ぽく言っていたが、面白いほどその通りだった。

今回、船で島に到着した3人。いきなり絶壁で降ろされると、さっそくDJ TUKUTZは先頭を切ってガツガツ進んでいくが、TABLOは唖然とし、「作戦を立てよう」とストップをかけた。それに、MITHRAは「何の作戦を立てるっていうの?」と鼻で笑い、結局、DJ TUKUTZの後を追っていくTABLOとMITHRA。それでも、不安そうなTABLOに対し、MITHRAが足場の悪いところでは手をとって支えるなど、子供を心配する父のようなMITHRAに、TABLOは「ありがとう、パパ」と微笑ましい姿を見せ、なんとか絶壁を登り切った。

その後も、この島の主が残した漢字交じりの置き手紙と地図をもとに、食料の調達、料理の準備に取り掛かったが、それぞれがやりたいように好き勝手に動くので、バラバラなようだが、最後にはまとまる3人の掛け合いが絶妙だった。

MITHRAがキャンプマニアだそうで、料理関係は頼りになるのだが、自然でのサバイバル生活には不慣れなメンバーたち。特に、漁獲では肝心な餌を入れずにお魚キラーを仕掛けてしまったり(後でTABLOが気付いたが)、ウニやナマコをとったものの処理方法が分からなかったり、あげくの果てにはTABLOがウニのトゲが手に刺さり、血が出たと大騒ぎするなどハプニング続きだった。

ほかにも、じっとしていられないDJ TUKUTZがなかなか帰ってこないので、TABLOが探しに行くと、その間にDJ TUKUTZが戻ってきて、今度はTABLOが戻ってこないなど行き違う2人に、MITHRAが「お願いだから、ここにいて!」という場面はまるでコントのようでもあった。基本的に自由奔放なTABLOとDJ TUKUTZの間に、MITHRAが仲裁役(?)のように入り、バランスをとっているようだった。

それでも、夕飯は料理が得意なMITHRAのおかげで、とても満足のいくものが出来上がり、TABLOもDJ TUKUTZも「レストランを出せるよ」、「素晴らしい」とバクバク食べ、3人の笑顔があふれていた。また、何よりも数々のシーンで「EPIK HIGH」の曲がBGMとして挿入され、その数が異常に多かったのも印象的だったが、それだけさまざまな場面で使える曲があるということであり、ベテランの年輪を感じさせた。なお、次週も引き続き、「EPIK HIGH」編が放送される。

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