18年ぶりに再会したチ・ヒョヌとキム・ジョングク。(画像:画面キャプチャ)
18年ぶりに再会したチ・ヒョヌとキム・ジョングク。(画像:画面キャプチャ)
日曜夜の地上波バラエティー枠で、MBCの新番組「道袍の裾なびかせながら」が7月10日にスタートした。出演は歌手キム・ジョングク、俳優チ・ヒョヌ、モデル兼俳優チュ・ウジェ、俳優ノ・サンヒョン、2022北京冬季オリンピックショートトラック金メダリストのファン・デホンの5人。韓国文化を広めるため、デンマークに向かった彼らが、韓国の美が詰まったK-アイテムを売りながら旅をし、ヒーリングもするという内容の旅バラエティーだ。

キム・ジョングク の最新ニュースまとめ

放送時間は午後6時半から。これまでこの時間に放送されていた「覆面歌王」を午後5時からに繰り上げ、編成されたのだが、初回視聴率は3.4%(ニールセンコリア調べ、全国基準)という結果だった。この日の地上波裏番組をみると、KBS第2の「1泊2日シーズン4」が9.1%でトップ。次いで、SBSの「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」(以下、「チプサブイルチェ」)が5.2%で2位に浮上し、「道袍の裾なびかせながら」は3位スタートとなった。

先週までは、この時間帯は不動の1位を誇る「1泊2日シーズン4」に次いで「覆面歌王」、「チプサブイルチェ」という順だったので、「チプサブイルチェ」が万年3位を脱出したということになる。「チプサブイルチェ」は先週から「NCT」ドヨンを新メンバーに迎え、新体制になったので、それも影響したのかは分からないが、先週の4.3%から5.2%へと上昇し、結果的にMBCが新番組をスタートさせたことによって、恩恵を受けたのは「チプサブイルチェ」だった。

では、そもそもなぜ、まずまず好調だった「覆面歌王」の枠に新番組を編成したのか。「覆面歌王」を動かさず、午後5時からに「道袍の裾なびかせながら」を編成することはできなかったのか。キーマンはキム・ジョングクだ。この日曜午後5時からの枠では、キム・ジョングクが出演しているSBSの「ランニングマン」が放送中なのだ。つまり、キム・ジョングクの丸かぶりを避けたということなのだろう。

ちなみに、この日の午後5時枠もKBS第2の「社長の耳はロバの耳」が5.9%でトップ。次いで、SBSの「ランニングマン」が3.9%で2位となり、3位は「覆面歌王」で2.7%という結果。「覆面歌王」は先週の4.7%から2ポイントも下げ、MBCは続けて放送されるこの2番組が共倒れしたということになる。MBCは編成を変えてまで、キム・ジョングクを起用し、新番組を投入してきただけに、この初回の結果はかなり物足りないと言えるだろう。

初回放送の内容は、5人の初対面の模様や、デンマークに入国する様子が公開されたが、キム・ジョングクはスケジュールの都合で、メンバーたちとは別に、後から合流することに。メンバーたちを車で空港まで送っていくところまでの出番となった。

その後、空港からデンマークに向かったメンバーたちだが、やはりここでも問題発生。航空券が上手くとれず、チュ・ウジェのチケットをとったところで、その飛行機の航空券が完売してしまったとかで、チュ・ウジュが1人で先に入国し、残り3人が後から追いかけるという、初回からバラバラに分かれて、デンマーク入りをするというドタバタだった。

このように初回から足並みがそろわないというタイミングの悪さはあったが、この番組のメインPD(演出)は、MBCの看板バラエティー「私は1人で暮らす~シングルのハッピーライフ~」(以下、「私は1人で暮らす」)の全盛期を率いたファン・ジヨンPDが担当。女性PDならではの繊細な演出が期待でき、胸キュンポイントなども要所要所に盛り込まれそうだ。

チ・ヒョヌが1人で行動し始めた場面では、テロップで1人だけ「私は1人で暮らす」を撮っていると解説し、同番組のロゴをアレンジして「ヒョヌの1人で暮らすinデンマーク」と加える遊び心も。さらに、暇さえあれば、メドゥプパルチ(飾り結びのブレスレット)を作っていたチ・ヒョヌが、ノ・サンヒョンにバックハグ状態で、作り方を手取り足取り教える場面もキャッチされるなど、チ・ヒョヌのスウィートな一面も見られた。

また、メンバーたちに関しても、チ・ヒョヌが「この組み合わせは挑戦」と語っていたが、バラエティー初心者が多く、年齢も20代から40代までと幅広いので、どのようなチームワークが芽生えていくのか。そして、チ・ヒョヌとキム・ジョングクは伝説的なバラエティー「Xマン」以来、18年ぶりの共演となり、どんなシナジー効果を見せるのか。ドラマ「Pachinko パチンコ」への出演で、英語の実力まで兼ね備えたグローバルルーキーとして注目されるノ・サンヒョンがどんな魅力を見せるのかも注目ポイント。

それに加え、ロケ地にデンマークが選ばれたのは、ことし初め、真っ先に“ノーマスク”生活を始めた北欧の国の一つであることが大きな決め手になったようだが、コロナ前に戻ったかのようなデンマークの日常生活や美しい街並みも、旅行気分をたっぷり味わえ、癒されるなど、見どころになりそうな要素は多いので、今後の展開に期待が持てる。

なお、この日は午後9時5分から放送中のSBSの大人気バラエティー「アラフォー息子の成長日記」にキム・ジョングクはもちろん、スタジオゲストにチ・ヒョヌまで出演していて、ある意味カオス状態だった(笑)。
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