【イベントレポ】「THE BOYZ」、初のジャパンツアーが盛況裏に終了し来年1月にファンミーティングの開催も決定!「これからも日本の活動をたくさんします。たくさん会いましょう!」(画像提供:wowkorea)
【イベントレポ】「THE BOYZ」、初のジャパンツアーが盛況裏に終了し来年1月にファンミーティングの開催も決定!「これからも日本の活動をたくさんします。たくさん会いましょう!」(画像提供:wowkorea)
11人組ボーイズグループ「THE BOYZ」が初の日本ツアー「THE BOYZ JAPAN TOUR : THE B-ZONE」を神戸・福岡・東京の3都市で開催。11月5日・6日に東京・武蔵の森 総合スポーツプラザ メインアリーナにてツアーファイナルを迎えた。本記事では、11月5日の公演をレポートする。

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開演時間が過ぎると、会場には軽快なサウンドと明るく楽しい歌声が印象的な曲「守るよ(KeePer)」が流れ、ファンが持つペンライトも音楽に合わせてリズミカルに揺れ始める。そして、ヴィジョンに真っ白な空間でメンバーが交差していくオープニング映像が流れ、映像の中のヨンフンによって電源スイッチのバーが下ろされると会場は真っ暗に。緊張感あふれるアグレッシブなサウンドが耳を刺激するなか、ステージ中央のLEDヴィジョンが上昇。横1列になったメンバーの姿が現れ、「MAVERICK」のイントロサウンドが流れると、思わず歓声が沸き上がる。「Tokyo! Let’s play!」とケビンが叫ぶと会場のペンライトも激しく揺れ、メンバーのパフォーマンスにも力が入り、サンヨンの突き抜けるようなパワフルボイスが炸裂。これにはファンのボルテージも一気に上昇、続く「The Stealer」ではキレのあるダイナミックなパフォーマンスでファンの心を虜にした。

歌い終えたメンバーは、「ようこそ~!」「お久しぶりで~す」と日本語で元気にあいさつし、久しぶりに会うTHE B(ドビ=ファンの呼称)との再会を喜んでいる様子。1人ずつの自己紹介では、ソヌが「めっちゃかわいいね」と言ってファンをキュンとさせ、ニューは手を口に添えて「みんな、お元気でしたか~?」とキュートな仕草で投げかけ、そのあまりのかわいさに客席からはため息が漏れる。
MCのほんわかした雰囲気から一転、スタンドマイクに手を添えて甘く切なく歌う「Merry Bad Ending」、音楽サバイバル番組「Road to Kingdom」ファイナルで披露された「CHECKMATE」を続けて披露、魅惑的なパフォーマンスでファンを陶酔させていく。

トークだけでなく、メンバーの愛らしさが引き立つステージも充実していた。恋に落ちた感情を歌った「Whiplash」ではメンバー同士が抱き合ったり、おんぶしたり、ドビへの愛を叫んだりし、「Dancing Till We Drop」ではトロッコに乗って、後方席や上の階にいるファンとも交流。メンバーが近くに来るとファンも大興奮! 「この夜が終わるまでずっと一緒に踊ろう」と歌いながらファンも一緒にペンライトを振って踊り、笑顔で楽しんでいた。続く「幻想告白(Break Your Rules)」では、ソヌの行動をほかのメンバーも真似しなければならないソヌパートで、ジェイコブがソヌの足を押さえて腹筋運動を始める。するとそれを見たほかのメンバーが2人1組になって、腹筋するメンバーをじゃんけんで決めてから一斉に腹筋運動を行い、シュールな笑いを誘った。

ドビと近い距離で楽しんだステージ後のMCでジュヨンは「こんなに近くで日本のファンの皆さんにお会いするのは初めてですよね」と、感動している様子。ここでは、声援の代わりにファンが持つハンドクラッカーを使い、アリーナ・2階・3階と分けて三三七拍子に合わせて音を鳴らすミッションも行われた。言葉ではわかりにくかったため、メンバーが縦に3段になって並び、「僕がアリーナ」、「僕が2階」、「僕が3階」と、体を張って説明。その姿に「かわいい」という声が会場のあちこちから漏れていた。メンバーの努力が功を奏し、三三七拍子も2回目で完璧に成功。ファンが声出しNGであっても、難なく心を通わせていたメンバーたち。この成功に気分を良くしたソヌは「後でもっと大きな会場でもできたら良いですね」と伝え、ファンの期待をあおった。

この日はキューの誕生日と前日に誕生日を迎えたサンヨンのお祝いもあり、コンサートは2人の誕生日を祝う祝祭ムード満点。ニューの甘い歌声から始まる「36.5(Melting Heart)」では、ニューが野太い声で「チャンミナ センイルチュッカハンダ(チャンミン[キューの本名]、誕生日おめでとう)」と叫び、「Lucid Dream」ではソヌが「サンヨナ センイルチュッカハンダ」と声を張り上げて祝福。常に一緒にいるメンバーでさえも初めて聞いたというニューの声は、ケビンが上手く歌えなくなるほど驚く出来事ではあったが、ニューの真心は十分伝わったことだろう。

日本ツアーならではの日本オリジナル曲のステージも準備してくれた彼ら。「キミさえいれば何もいらない」と、ドビへの想いを歌った「Always Together」、メンバーの優しく温かい歌声が心を癒してくれるバラード曲「FLAG」、ディープファンクベースの「BREAKING DAWN」、そして今年5月にリリースされたニューアルバムのリード曲「SHE’S THE BOSS」をパワフルかつセクシーに披露した。
今回、神戸・福岡・東京と周りながら、いろんな体験をした彼らは、USJに遊びに行き、福岡ではラーメンを食べたと振り返る。「次はもっといろんな地域に行ってみたい」とジュヨンが話すと、ハンドクラッカーが激しく鳴り響いた。チュハンニョンは「札幌に行きたいです。『THE BOYZ』と一緒に札幌で一緒にスキーをしたいです」と日本語で伝え、スキーと好きの発音が似ていることから、「好き、好き」とハートを作って愛嬌(あいきょう)を振りまき、サンヨンは「沖縄に行って海の前でコンサートをしたいです。すぐに海に飛び込みたいです」と、今後の夢と期待は膨らむばかり。

ライブが後半に差し掛かると、「THE BOYZ」のパフォーマンスはさらに熱を帯びていく。デビュー曲「少年(Boy)」ではエネルギッシュに弾け、「No Air」ではムーンバートンの心地良いリズムに乗せて「僕の目が 呼吸が 心が 君を求めている」と相手を切実に求める気持ちをエモーショナルなダンスで披露。「WHISPER」ではドキッとするささやきに魅了されてドーパミンが出る瞬間を、弾むシンセサウンドに乗せて軽やか&パワフルに表現。その熱いパフォーマンスにペンライトも波のように大きく揺れて、一体となって盛り上がった。エンジン全開のパフォーマンスを3曲続けて披露したメンバーは、「たすけて」と日本語で言って這いつくばって水分補給。全身全霊のパフォーマンスには、ハンドクラッカーの大きな拍手がメンバーに送られた。

くたくたになりながらも、さらにファンを喜ばせようと、各自ファンサービスを準備してくれたメンバーたち。ヒョンジェは優里の「ドライフラワー」のサビをアカペラで披露。ファンを感動させると、この曲にはビハインドストーリーがあるというチュハンニョンが、「ヒョンジェさんと2時間くらいゲームをしていたんですけど、その間ずっとこの歌を歌っていました(笑)」と暴露してファンを笑わせる。続いてサンヨンはX-JAPANの「TEARS」をアカペラで歌いパワフルなハイトーンボイスを響かせ、ケビンは日本オリジナル曲「One Dance」をメンバーと共に披露。チュハンニョンは3年前のファンコンでサンヨンとヨンフンと一緒に披露したD-LITEの「ナルバキスン」を「こっち向いてドビ」と歌詞を変えて歌い、会場からは手拍子が沸き起こった。最後にヨンフンは大塚愛の「さくらんぼ」をかわいく披露。ほんわかムードは続き、各地を周って覚えた方言を使って、「めっちゃかわいいな~」、「ばりかわいい~。ドビが一番だ」、「ドビー!好き好き大好き」と告白し、メンバーのあふれる愛でファンの心を満たしていく。

これからも日本語を頑張ると宣言してからは終盤戦に突入。サンヨン、ヒョンジェ、ニュー、キュー、ソヌが作詞したドビへの真心がこもった曲「Timeless」、ファンキーなギターサウンドが心地良い「Water」と続けて披露し、客席に向けてサイン入りのカラーボールを投げるファンサービスも行われた。「Water」のニューが歌う「僕の気持ちを受け止めて」というパートではヒョンジェに向けて求愛するが、すぐに「すみませーん」と拒まれて残念がるニュー。そんな姿にファンも頬を緩ませた。
メンバーの姿がステージからいなくなると、「スリルライドへようこそ!」という声と共に、バスローブを着たメンバーが登場。ジェットコースターのように刺激的な感情を表現した「THRILL RIDE」を楽しくエネルギッシュに披露。「トゥットゥルルトゥットルル」と自然と口ずさみたくなる陽気な曲調にノリノリな気分にさせてくれる。メンバーもファンの熱い反応にテンションが高くなり、ソヌがガウンを脱ぎ捨ててファンを大興奮させる場面もあった。

本編最後の曲を終えると、アンコールを求めるハンドクラップが鳴り響き、これに応えて再びステージに姿を見せたメンバーは、「D.D.D」の曲が流れる中、トロッコに乗って客席を移動。上の階にいるファンにも大きく手を振ったり、ハートを送ったりとファンサービスをしてファンを喜ばせた。
アンコールの1曲目を歌い終えると、地域ごとにドビの愛称を付けていると話すメンバー。神戸は「コビ」、福岡は「フクビ」と付けられ、東京も愛称を付けることになった。考えていくうちにいくつか候補が挙がり、東京の“と”とドビの“ビ”に“ちゃん”を付けて「トビちゃん」、キューの提案で語尾をかわいくした「トビたん」、ヒョンジェ考案の「ヤバい」と「ドビ」を合わせた「ヤバビ」、ソヌ考案の「好きぴ」の“ぴ”を“ビ”にした「好きビ」の4つ。この中でファンの拍手が一番大きいものが選ばれ、左足の膝を曲げるポーズ付で「好きビー」と言うことに決まった。

そして最後は1人ずつコンサートの感想を伝えた。
ケビンは「本当に寂しいですね。最後まで応援してくれて感謝しています。そして今まで一緒についてきてくれてありがとうございました」と伝え、サンヨンは「待っていてくれてありがとう。そして誕生日をお祝いしてくれてありがとう。愛してる」と言い、大きなハートを届けた。ソヌは「今日はデビューしてから一番大きな会場でのコンサートでした。皆さんと一緒に過ごせて本当に幸せでした。ありがとうございます」とピースをして見せる。ヒョンジェは「たくさんのドビと東京でコンサートができてすごく、すごく幸せでした。たくさんの愛と応援をくれて僕たちが成長できたし、幸せに活動できます。もっと素敵な姿で恩返しします」と真心込めて伝え、ヨンフンは「ずっと待っていてくれて本当にありがとう。ドビがいるから『THE BOYZ』がいるんだよ。愛しています。またお会いましょう」と再会を約束。ジュヨンは「3年ぶりのコンサートでしたね。遠くからいつも応援してくれてありがとうございます。これからも日本の活動をたくさんします」と伝え、一呼吸置くと「俺から目を離すなよ」というセリフを放ち、ファンのハートをわしづかみに。チュハンニョンは「いつも『THE BOYZ』を好きでいてくれてありがとうございます。これからも頑張ります」と意欲を見せ、キューは「今日はとっても幸せでした。誕生日を祝ってもらえて本当に感謝します。これからももっとたくさん会いましょう。今日、めっちゃ楽しかったよ」と指ハートを送ってにっこり。ジェイコブは「今日、来てくれてありがとうございます。本当に幸せでした。僕たちは幸せものですね。心から愛しています」と笑顔を見せ、ニューは「久しぶりに東京に来たので、すごくわくわくしました。本当にありがとございました。幸せでした。これからもたくさん会いましょう」と、キラキラの笑顔を見せて、ファンの心を溶かした。

感想を言い終えると、ケビンが大きなケーキを2つ運んできて、サンヨンとキューの誕生日をお祝いすることに。ケーキにはメンバーが「あいしてる」とひらがなでメッセージを書いたり絵を描いたりしてデコレーションし、2人への愛情を表現。2人の顔にクリームをつけてふざけたりして楽しむ姿もほほ笑ましい。この記念すべき日を記録するために客席をバックに一緒に記念撮影も行われた。
最後にジュヨンは「今日は本当に幸せでした。トロッコに乗ってドビの顔を見ましたが、本当に幸せに見えました。なので、僕も幸せになりました」と伝え、また会える日を願う気持ちを込めて「Daydream」を披露。幻想的に響くリズミカルなパーカッションとメンバーの優しく伸びやかな歌声が会場を包み込んだ。歌い終わると、センターステージからメインステージへと、ファンに感謝の気持ちを伝えながら移動。メインステージに集まり1列に横並びになったメンバーは手を繋ぐと、「以上、『THE BOYZ』でした、ありがとうございます」と言って締めくくり、約3時間に渡る公演は大盛況のうちに幕を閉じた。

「THE BOYZ」は11月6日のファイナル公演で、2023年1月21日(土)、22日(日)にぴあアリーナMMにてファンミーティングを開催することを発表。詳細は後日公式サイトで発表される。



セットリスト
1. OPENING INTRO~MAVERICK
2. The Stealer
3. Merry Bad Ending
4. CHECKMATE
5. Whiplash
6. Dancing Till We Drop
7. 幻想告白(Break Your Rules)
8. 36.5(Melting Heart)
9. Lucid Dream
10. ALWAYS TOGETHER
11. FLAG
12. BREAKING DAWN
13. Hypnotized
14. REVEAL
15. 少年(Boy)
16. No Air
17. WHISPER
18. Timeless
19. Water
20. THRILL RIDE
Encore
23.D.D.D
24.Daydream



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