握手を交わす李明博氏と寧賦魁駐韓大使=21日、ソウル(聯合)
握手を交わす李明博氏と寧賦魁駐韓大使=21日、ソウル(聯合)
第17代大統領当選者の李明博(イ・ミョンバク)氏は21日、韓中はこれまで外交面で一致してきたとしながら、「次期政権が対外友好関係において考えを同じくし、経済だけでなく政治、外交、文化などあらゆる分野で1段階上のレベルの関係を築くことを願っている」と述べた。当選を祝うためソウル市内にある李当選者の個人事務所を訪ねた中国の寧賦魁駐韓大使に述べたもの。
 李当選者は、韓国政府にとって中国は経済的に最大の投資、輸出入先で、アジア外交においても最も重要なため、関係を一層高めるよう中国と協力するとした。中国の胡錦涛国家主席は李当選者に祝電を送っており、李当選者はその内容にも同意すると述べた。

 また、北朝鮮に核を放棄させる上で中国は重要な役割を果たしており、6カ国協議の議長国としての役割にも期待するところが大きいとした。北朝鮮の核放棄は北朝鮮の体制維持と住民の生活向上させることだとし、核放棄に対し韓中が同じ考えを持つことをありがたく思うと述べた。

 李当選者は、大統領選で気が抜けずこれまで中国の訪問招請に応じられなかったことをわびると同時に、早期訪問を約束した。

 ハンナラ党の朴亨ジュン(パク・ヒョンジュン)報道官によると、寧大使は胡主席の親書を手渡した後、中国への特使派遣を要請した。大統領就任前に特使を中国に派遣すれば、次期政権の両国関係について事前に意見を交わすことができ、韓中関係の未来に対する緊密な協力と方向一致が可能だとした。


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