左からソンモ、菊池桃子、渡辺いっけい(画像提供:wowkorea)
左からソンモ、菊池桃子、渡辺いっけい(画像提供:wowkorea)
「超新星」元メンバーのソンモが14日、BSテレ東の深夜ドラマ「婚活食堂」のオンライン記者会見に出席した。

ソンモ(元超新星) の最新ニュースまとめ

この日は、主演の菊池桃子、ソンモ、渡辺いっけいらが出席。会見場に登場した3人のあいさつから始まった。
菊池桃子「本日はありがとうございます。この度『めぐみ食堂』女将 玉坂恵を演じさせていただきました、菊池桃子と申します。よろしくお願いします」
ソンモ「みなさん、こんにちは。『婚活食堂』の中で恵さんのファン、ユン・ソジュン役を担当しているソンモです。よろしくお願いします」
渡辺いっけい「こんにちは、私は玉坂恵をクールに見守る謎の男、真行寺巧役の渡辺いっけいです」

撮影現場の雰囲気について、菊池は「常におでんのお鍋がありまして、このお鍋がとてもいつもおいしそうで、良い香りをだしていて、そのお鍋の周りでみなさんの笑顔が見られるという現場でした。主役はおでんだった気がします」とほほ笑む。

ソンモは、「おでん鍋という料理は韓国でも食べたことはあったのですが、こんなにいろんな種類があるのは初めて気付いて、恵さんとかに教えてもらったり食べさせてもらって、本当に幸せでした。温かい雰囲気で撮影できたと思います」と当時を振り返った。

渡辺いっけいの役は「めぐみ食堂」にはあまり姿を表わさない役柄で、常連客との共演はあまりないとのこと。彼は「常連客の皆さんがいる時間には行かず、夜とか閉まる直前に行ったりしていたのですが、おでんは2回ほどいただくことができて非常においしかったです」と話した。

占い師役を初めて演じたことについて、菊池は「占い師役というのはなかなかないと思うのですが、そこで自分との違いに気付けて、感情移入が上手にできたと思います。監督が撮影のときに、私が動かしている目を見て、本当に見えているみたいって言ってくださったのが自信になりました」と話した。

ソンモが演じるユン・ソジュンは IT 企業の経営者で、めぐみ食堂の常連客。さらに自身も婚活をする、という役柄だ。演じてみた感想を聞かれると、ソンモは「僕は婚活することはなかったのですが、婚活という言葉自体、韓国では無い言葉なので、婚活という言葉を理解するまでに結構時間がかかりました。監督さんや恵さんとか一緒に撮影した俳優さんたちがいろいろ教えてくれて、楽しくはできたのですが、うまく表現できたのかは皆さんに見てほしいです」と話した。

また、渡辺いっけいは、「まず、笑顔をほとんど見せないキャラクターで、実際何を考えているのかわからないような感じの芝居を心がけたつもりです。連続ドラマなので、変わっていくのでそこも見てほしいところです」とそれぞれのキャラクターをアピールした。

撮影中に思い出に残ったおでんの食材を聞かれたソンモは「僕はカニ面というものも初めて聞いたのですが、一番食べたかったけど、結局食べられなかったんです。さっき、聞いたのですが、一つ残ったものを恵さんが食べたというのをさっき聞きました」と残念そうに話すと、菊池が「ほかの役者さんがNGを出していたら、私の分はなかったと思うのですが、順調に進んだので1つ残ったので帰りにスタッフさんがお弁当箱に入れて持たせてくれました」と事情を説明。渡辺からは「カニ面を食べたかったら、石川県に行くと食べられるよ」と教えられるも、ソンモは「そのとき、僕も処分できたのに恵さんが処分してくれましたよね(笑)」とどうしても食べたかった様子。
渡辺は役柄的に食堂で食べることがなかったが、お弁当に添えられたスープが印象的だったそうだ。彼は「控え室でお弁当をいただくときに、料理を作ってくれるスタッフさんがちょっとしたスープをお弁当にその場で作って添えてくれるんです」と話し、菊池も「特に寒い日に作ってくれました」と付け加えた。

印象的だった具材について、菊池は「個人的には、はんぺんが好きなので、おいしかったです。あと、今回の『めぐみ食堂』のおでんでは、基本となるおだしは厚く削った鰹節をコトコトと炊いて、昆布のお味もして、おなべの中にいろんな具材を入れることでおでん鍋のだし汁そのものが絶妙な良い味になるんです。具材以前に、おだしが世界一というレベルでした」と絶賛した。

劇中、ソンモが料理を披露する場面もあり、そこではチャプチェを作っている。普段、料理をするのかという質問に、彼は「韓国ではひとり暮らしなので、料理は結構するタイプです。チャプチェは甘い方が好きなので、砂糖を入れたりするのですが、ドラマでは視聴者に紹介するものなので、普通のレシピを教えました」と話した。このチャプチェは、菊池家でも定番化されるメニューになっているという。彼女は「このときソンモさんが作ったレシピをフードコーディネーターの方が本当においしいのよって言って調味料の入れ方を教えてくださって、我が家でもソンモさんのまねをして定番化されています。おとといも娘が作ってくれました」と話し、ソンモが料理をしている姿を初めて見たという渡辺は「ソンモ君、人気爆発しちゃうんじゃないかな。すごいな!」と称賛した。

ドラマの「おでん」にちなみ、「人柄をおでんの具材に例えるなら?」という質問も行われた。
菊池はソンモについて「ソンモさんは韓国ではなじみがあるかわからないんですけどもち巾着。油揚げの中に何が入っているかわからない。ソンモさんはお芝居だけでなく、歌も歌われるし、歌う時はいろんな表情をして、開けてみたら何が入っているかわからない感じのたくさんの仕事をされているので、ソンモさんは『もち巾着』です」と話し、菊池についてソンモは「菊池さんはおだしです。だしみたく、いろんな他の俳優さんに合わせていろんな風味を出せるように、下から後ろから守ってくれるおだしみたいな方。全部準備してくれるような方です」と表現。この言葉に菊池も「深い」と思わずうなった。

菊池は渡辺について「いっけいさんは、はんぺんですかね。俳優さんなので、いろんな役をなさいますし、今回の役はこわもてのクールな感じなんですけど、普段現場で笑顔で話してくださっている渡辺さんは非常に柔らかい方で、触るとたぶんはんぺんみたいな、フニャフニャって。そんな感じが、そのくらいお人柄が柔らかいと思います」と表現すると、渡辺は「先ほど、桃子さんがはんぺんが好きだとおっしゃっていたので、ちょっとそういう勘違いしてしまいました」と照れくさそうにすることも。渡辺は菊池について、「菊池さんはたまごかな。顔のかわいらしさもありますが、(おでんを選ぶとき)たまごにみんな目がいくじゃないですか。最初に大根かたまごなんですよ。おでんがどのくらい柔らかいのを確かめるには、大根かたまごなんですけど、たまご半分にして黄身の具合を見て食べて、いろいろ食べてから、半分残ったたまごを食べる。二度味わうという、1回ではもったいないという2回食べたいなと思わせてくれる魅力のある菊池桃子さんかなと思います」と、菊池の魅力を語った。

ドラマは「めぐみ食堂」常連客が、恵の「占い」の力で 幸せをつかんでいくというストーリー。「もし自分に占いの力があったとしたら何を占いたいか?」という質問に、菊池は「『このドラマはシリーズ化されるのか?』です。占う力があれば知りたいです」と、シリーズ化に期待をふくらませる。ソンモは「ドラマが放送されて、視聴者のみなさんの反応が見たいです。個人的には韓国でもドラマ(のオファー)があったのですが、韓国のドラマの作品を諦めて、こちらに集中しました。今回、日本でドラマに出られるのがいまも信じられないくらいです。これからも日本でいけるかどうか知りたいです」と心の内を明かした。渡辺は「あまりおみくじも引かない人間なんですけど、姪っ子がいるんですけど、結婚相手はちゃんとした人が良いので、彼氏の後ろに何かが見えるようになりたいなと切に思いました。恵さんと同じ力があるとしたら、もし黒いモヤが見えればやめとけって絶対に言いますね(笑)」と笑いを誘った。

この日は、ドラマの主題歌「ざわめき」を歌う上野大樹とドラマの原作者の山口恵以子が登場。
「ざわめき」について、上野は「この『ざわめき』という楽曲は、毎年訪れる春の希望や期待だけではなく、不安や悲しみが入り交じった感情に出会いや別れを彩れたら良いなと思って作った楽曲です。聴いてくださる皆さんや、『婚活食堂』に訪れる出会いや別れにこの楽曲が彩れたらいいなと思います」と紹介した。

楽曲を聴いてみた感想を聞かれると、菊池は「上野さんの声がすごく好きなんです。柔らかくて、優しくて。撮影現場で今回は穏やかな人が集まったねとスタッフに言われたことがあったのですが、上野さんの主題歌を聴いたときに、『また穏やかそうな人がきた、やっぱりここはみんなそういう人が集まるんだ』って思いました」と笑顔を見せた。続いてソンモは「僕も歌手として活動しているので、この曲を聴いて、良かったら僕も歌ってみたいという気持ちになるじゃないですか。今度いつか歌わせていただければと思います」話し、ファンの期待を高まらせた。

小説がドラマ化されたことについて、原作者の山口は「原作を読んだ方から、『めぐみ食堂』みたいな食堂が実際に近くにあったら良いのにと言われるんです。私も自分で書きながらこんなお店があったらいいなと思ってたので、今回実現したかなと思います。ソンモさんの役は原作にはなかったのですが、原作が広がったと思っています」と喜びを伝えた。
これについてソンモは「原作にないキャラクターを作るのも難しいと思うのですが、それを先生がOKしてくれて僕のキャラクターが生まれることができて感謝しています」と話すと、山口は「ソンモさん人気で盛り上がってくれそうで、ありがとうございます」と互いに感謝しあう。小説は全8巻が全国の書店で販売中。9巻は5月10日に発売するそうだ。

劇中では恵のアドバイスによって常連客が幸せをつかんでいくということで、人生を振り返って印象に残っているアドバイスや助言、自分の考え方が変わった経験を聞かれると、菊池は「私は子育てを通して学ぶことが多かったと思います。子どもたち2人とも成人なんですけど、子どもである前に人間なんだよっていうことを子どもが言ったときに、親っていつも正解を教えてあげるような気持ちでいたんですけど、いつまでもそれじゃいけないなと思いました。私も万能な人間ではないですし、いくら歳を重ねていても、どちらが正解をその時に出すかわからないですし、年齢とかいろんな壁をとっぱらって人間同士で付き合いたいなと思ってから、いろんな意味で垣根を越えていく自分を感じて、子どもが『何でもわかってる、自分で考える、私も人間だから考えている』という言葉が私の人生を変えました」と語った。

ソンモは「僕は2年前のことで、今も覚えている言葉なんですけど、2年前はコロナの時期で大変だったじゃないですか。僕も大変な時期だったのですが、僕も力が無く大変なのに、家族や友達を手伝おう、助けてあげようと思ったんです。そのとき近くで見てくれた先輩が、『あなたはスーパーマンじゃない。自分から助けて。僕があなたを見るとかわいそうだよ』と言われました。そのとき、『自分も助けられない人が誰を助けられるんだ?』と思って、そのときから考え方が変わったと思います」と話した。

渡辺は「出典がわからない言葉なのですが、まだ食えない舞台役者だった頃、大学時代同じ学生寮だった友達と飲んでいたんです。友達が好きなミュージシャンか文化人か忘れたのですが、俺の状態を見て言った言葉なのですが、『成功の秘訣は何ですか』という質問、『一番泣いたやつが勝ちだ』と言ったそうです。それを聞いたときに、励まされたというか、未だに残っている言葉です。僕は泣き虫なので、泣いて良いんだと思って、いまでも印象深い言葉です」と、それぞれ心に響いた言葉を語った。

「行きつけの居酒屋やいつも頼むメニューは?」という質問に、菊池は「行きつけの居酒屋はないのですが、みんながうちを食堂と思っているみたいで、私が料理が好きでそれを引き受けているのはあるのですが、こっちはパスタが食べたい、こっちでは日本そばが食べたいという難題にも、時間さえあれば作ると何でも応えているので、ちょっとした居酒屋になっていると思います」と話し、得意料理については、「炊き込みご飯をよく喜んでもらえるので、旬の素材を活かしやすいので、いまだとタケノコご飯がわが食堂では人気です」と微笑んだ。

渡辺は「行きつけの居酒屋があります。そこで梅水晶というお酒のつまみを頼みます。梅肉とサメの軟骨を刻んだもの。それだけで過ごせます」と話し、ソンモは「僕は鶏の唐揚げです。どこでも売っているものですが、どこも味が違って、唐揚げを食べれば良い油を使っているとかもわかったりします。僕の兄も居酒屋をやっていて、料理を作ったりしたことがたくさんあって、自分にとっては唐揚げが思い入れのある食べ物です。好きなのは塩コショウの味が良いんじゃないかなと思います。それにマヨネーズを付けたら、もっと風味が2倍になります。太っちゃいますよね(笑)」とにっこり笑顔を見せた。

最後にドラマの見どころについて。
渡辺「一度ご覧になっていただくと、あなたも常連客になりたいと思うので、土曜日の深夜にはのれんをぜひくぐってください。お待ちしております」。
ソンモ「『婚活食堂』というドラマは、寒い時期に食べるおでん鍋の温かい温度みたく、みなさんの心も温かくなると思うので、ぜひ応援お願いします」。
菊池「このドラマは人間ドラマや人情ドラマと称されることもあると聞いていますが、割烹着を着ているので、レトロな昭和に時間を戻すようなドラマだと勘違いされるといけないなと思っています。もちろん、ハートフルな人情ものというのは確かな側面なんですけど、その題材は非常に令和のいまにマッチしている、意外と鋭いものであったりもします。いま、心が疲れていらっしゃる方、元気を出したい方、笑いたい方、お腹が空いている方、ぜひご来店ください。お待ちしてます」。



BSテレ東の深夜ドラマ「婚活食堂」は4月15日(土)24時スタート!
■真夜中ドラマ「婚活食堂」<4K制作ドラマ>
■BSテレ東(BS7ch)/BSテレ東4K(4K7ch)全国無料放送
■放送日時:2023年4月15日(土)スタート
BSテレ東  毎週土曜深夜24:00~24:30
テレビ大阪  毎週土曜深夜1:00~1:30(深夜25:00~25:30)
■配信:NTTドコモの動画配信サービス「Lemino」で1週間先行
※広告付無料動画配信サービス「ネットもテレ東」(テレビ東京HP、TVer)では、テレビ大阪での放送直後より配信
■原作:「婚活食堂」山口恵以子 (PHP文芸文庫)
■キャスト:菊池桃子 ユン・ソンモ 渡辺いっけい
■監督:小沼雄一、横井健司、安川徳寛
■脚本:小沼雄一、三津留ゆう、石川美香穂
■プロデューサー:瀧川治水(BSテレ東)、鈴木伸明(クープ)、服巻泰三(ソリッドフィーチャー)
■コンテンツプロデューサー:浅岡彩子(BSテレ東)、藤井隆史(BSテレ東)、高橋一馬(BSテレ東)、久保田渉(BSテレ東)
■制作:BSテレ東/クープ
■製作著作:「婚活食堂」製作委員会2023

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