「ショー!K-POPの中心」で“エンディング妖精”となったホン・ソンミン。(画像:画面キャプチャ)
「ショー!K-POPの中心」で“エンディング妖精”となったホン・ソンミン。(画像:画面キャプチャ)
6月8日(木)に最終回が放送されたMBC「少年ファンタジー~放課後のときめきシーズン2~」(以下、「少年ファンタジー」)で、12人のデビューメンバーが決定し、「FANTASY BOYS」が誕生した。そこで、デビューメンバーの顔ぶれと共に、早くも動き出した活動を追ってみる。

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まず、最終回での最終順位は以下の通り。1位ユ・ジュンウォン、2位キム・ギュレ、3位ホン・ソンミン、4位オ・ヒョンテ、5位イ・ハンビン、6位リン・チ、7位カン・ミンソ、8位ヒカリ、9位ソウル、10位キム・ウソク、11位ヒカル、12位ケイダンだ。

セミファイナル順位発表式で、万年2位から、ついに1位を奪取したユ・ジュンウォンがそのままの勢いで1位フィニッシュ。そんなユ・ジュンウォンと共に、「少年ファンタジー」の顔として、このオーディションを引っ張ってきたホン・ソンミンが3位に落ち、セミファイナル準備発表式ではデビュー圏外の15位だったキム・ギュレが2位に大躍進したのが衝撃的だった。

衝撃的といえば、同じくセミファイナル順位発表式で14位だったオ・ヒョンテが4位に、18位だったケイダンが12位に入ったのも目を引く。ケイダンにいたっては、それまで一度もデビュー圏内に入ったことがなく、最終回でいきなりデビューメンバー入りを決めたので、ドンデン返しと言えるだろう。キム・ギュレを含み、この3人はマンネ(末っ子)ラインとなる。最後に大きく順位を上げ、“末恐ろしいマンネライン”が誕生した。

結果的に、1学期からデビュー圏内をキープし、危なげなくデビューをつかんだのはユ・ジュンウォン、ホン・ソンミン、リン・チ、ソウルの4人だけ。逆に、1学期からデビュー圏内をキープしていたのに、最後の最後でデビューをつかめなかったのはテソン(元TRCNG)だった。

また、同じくデビュー経験者のムン・ヒョンビン(Ciipher)も、それまで良い位置にいたのにセミファイナル順位発表式で初めてデビュー圏外の13位となり、そのまま停滞して終わりを迎えた。この流れは、同じ「Ciipher」のメンバー佳汰(ケイタ)が「BOYS PLANET」(Mnet)に参加し、ファイナルまで進出したものの、最後にメンバー入りを逃したのと重なる。

そのほか、注目されていたが、デビューメンバー入りを逃したのがカン・デヒョン。初回放送で「第2のKANGDANIEL(カンダニエル)」と呼ばれ、話題性はバツグンだったが、伸び悩んだ感がある。彼は2022年に日韓合作オーディション「THE ORIGIN - A, B, Or What?」、そして今回の「少年ファンタジー」を経て、アイドルへの挑戦には区切りをつけたようだ。DSPメディアに移籍し、俳優に転向すると伝えられており、すでに次への一歩を踏み出している。

では、話を戻し、もう少し「FANTASY BOYS」の特徴を見てみると、韓国人が7人、外国人5人という構成。外国人が5人(日本のヒカリとヒカル、中国のリン・チとソウル、アメリカのケイダン)というのは、韓国のアイドルオーディション番組では歴代最多となる。メンバー数が12人もいるので、比較にはならないかもしれないが、それまでは「SIXTEEN」(Mnet)を通してデビューした「TWICE」の4人が最多だった。

最年長は2000年生まれのソウルで、最年少は2009年生まれのケイダン。“ヒョン(お兄さん)ライン”はソウル、2001年生まれのカン・ミンソとイ・ハンビンの3人。“マンネライン”は2008年生まれのオ・ヒョンテ、2009年生まれのキム・ギュレ、ケイダンの3人となる。そして、その間に挟まれているメンバーたちは、2002年生まれのヒカリとリン・チ、2003年生まれのユ・ジュンウォンとヒカル、2004年生まれのキム・ウソクとホン・ソンミンといった具合に1年違いで2人ずついて、年齢的には非常にバランスが取れている。

また、どうでもいいことだが、これだけ人数がいてAB型が一人もいない。A型が過半数の7人(ユ・ジュンウォン、オ・ヒョンテ、イ・ハンビン、カン・ミンソ、ヒカリ、キム・ウソク、ヒカル)、B型が2人(ホン・ソンミン、ケイダン)、O型が3人(ソウル、リン・チ、キム・ギュレ)だ。

このようなメンバー構成の「FANTASY BOYS」は、すでにトークショーや音楽番組で活動を開始。音楽番組は17日(土)のMBC「ショー!K-POPの中心」と18日(日)のSBS「人気歌謡」に出演。「ショー!K-POPの中心」には白を基調とした衣装、「人気歌謡」には黒を基調した衣装で登場し、ステージではファイナルのユ・ジュンウォンチームのミッション曲「Gesture」の12人バージョンを披露した。

特に、「人気歌謡」はステージパフォーマンスだけの出番だったが、「ショー!K-POPの中心」では、MCとのトークも展開。このトークコーナーにはユ・ジュンウォン、キム・ギュレ、ホン・ソンミン、カン・ミンソ、キム・ウソク、ヒカルの6人が選抜された。ユ・ジュンウォンが「夢のようだったデビューができて胸がいっぱいです。良い曲、良いステージで恩返ししたいです。これからも『FANTASY BOYS』をたくさん応援してください」と伝えるなど全員が一言ずつコメントしたが、緊張からか嚙み気味なメンバーたちもいて、初々しさがあふれていた。

また、音楽番組ではお馴染みの“エンディング妖精”(パフォーマンスの最後にクローズアップされるメンバー)は、「ショー!K-POPの中心」はユ・ジュンウォンとホン・ソンミン、「人気歌謡」はホン・ソンミンただ一人だったのも印象的だった。

ともかく、このように「少年ファンタジー」から誕生したグローバルボーイズグループ「FANTASY BOYS」が始動。番組最終回ではプロデューサーのウヨン(2PM)が「これからが苦労の始まり。気を引き締めて。みんなが望んだことだろうけれど、自分を見失ってまではせずに。いつもそばには仲間たちがいるから、あまり怖がらず、心配しないで。思う存分楽しみながら、自分は見失わないように。『FANTASY BOYS』としてずっと生きていけるよう応援しています」と熱いエールを送ったが、その言葉を胸に、メンバーたちはどのような活躍を見せてくれるだろうか。ウヨンが言った通り、まさにこれからが本当の始まりだ。

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