チョン・ヘビン=(聯合ニュース)
チョン・ヘビン=(聯合ニュース)
10日の初回放送で平均視聴率2.3%を記録し、順調にスタートしたOCNのアクション時代劇『夜叉』は、放送前から韓国版『スパルタカス』(全米大ヒットのドラマ)として、視聴者の高い関心を集めていた。

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 背景を朝鮮時代に変えただけで、『スパルタカス』で見る野獣のような主人公や剣闘士が登場する。また、19歳以下視聴不可という年齢制限等級(レーティング)が設定された上、妓生(芸妓)のヌードシーンがあり、大人の期待を集めた。

 ドラマの中心に立つヒロインは、バラエティー番組などで人気を集めたチョン・ヘビン。2人の男性への復讐(ふくしゅう)に燃えるチョンヨンを演じる。明るい少女のイメージを脱却し、「魔性の女」として視聴者の前に立つ。
 先ごろ聯合ニュースのインタビューに応じたチョン・ヘビンは、「脚本を読んでヌードシーンが多く心配もしたが、新しい試みが多い作品だったため、勇気を出した」と話を切り出した。デビュー8年目だが、ヌードシーンを演じたのは今回が初めて。緊張もしたが、キャラクターになりきることに集中したと説明した。

 19歳だった2002年に女性グループ<LUV>メンバーとして芸能界入りした。MBCバラエティー番組<天生縁分>で、明るいイメージと華やかなダンスで注目を集めた。

 当時は明確な目標はなかったものの、夢は大きかったという。そのため、親の気を引くために悪いことをする子どものように、刺激的な言葉を発したり、落ち着きのない行動をしたと振り返る。

 その後、女優という新しい夢を見つけたチョン・ヘビンは、『オンリーユー』『王と私』などのドラマを通じ、俳優としてのキャリアを積み重ねてきた。しかし、さまざまな苦境に陥り、2年余りの空白期を過ごしたりもした。所属事務所から独立した後、人とのトラブルが続き、仕事をやめることまでも考えた。それでも「芝居以外はやりたいことも、できることもなかった」と打ち明ける。当時の苦境が芝居に大きく役立っているという。

 『夜叉』で本格的な役者業の再開を宣言した彼女には、次回作として話題のドラマ『ポセイドン』が待っている。海洋警察の活躍を描く作品で、<SHINHWA>のエリックや<東方神起>のユンホらが出演する。チョン・ヘビンは明るい救急隊員を演じる。

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