「MAMAMOO」
「MAMAMOO」
2018年3月から約1年間に渡り、「4season 4color Project」という連続リリースを企画してきた「MAMAMOO」。これまで、韓国・シンガポール(ファンミーティング)・台湾と大団円を飾る公演を行ってきた「MAMAMOO」が8月11日(日)、神奈川・パシフィコ横浜にて日本公演「MAMAMOO 2nd Concert Tour in JAPAN: 4season Final」を開催。“韓国最高の歌声を持つガールズグループ”と称される彼女たちの圧倒的パフォーマンスが繰り広げられた。

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 会場が暗転するとファンは大声援とともにペンライトを振りかざし、映像のメンバー紹介で、すでに熱気は最高潮へと達している様子。

 ステージ上へ4人が少しずつせり上がり、姿を見せると、割れんばかりの歓声と拍手が起こり、その勢いのまま1曲目の「Starry Night」へ。

 連続リリース企画で発表された楽曲「Yellow flower」、「RED MOON」、「BLUE:S」、「White Wind」のシンボルカラーの衣装をまとったメンバーがスタイリッシュに、かつ艶やかに舞い、歌う。

 続けて「Egotistic-Japanese ver-」を歌唱、韓国語バージョンを知っているだけに、日本語の歌詞が新鮮に映り、また違う魅力で魅せる「MAMAMOO」。大歓声の中、ファンへあいさつ。

 ソラが「早く皆さんに会いたかったです! 今日は一緒に楽しみましょう!」と声をかけると、「今日は日本の公演のために準備したステージもあるので、一緒に楽しみましょうね」とムンビョルがファンのテンションをさらに盛り上げた。

 「せーのっ」と4人が揃って傘を差し、「熱い会場をこの曲でしっとりさせます」とソラの言葉で、始まったのは「Rainy Season」。続く「Gleam」では、再びダンスパフォーマンスとともに4人の美声でステージを飾った。

 スペシャルムービーを挟んで、ステージに現れると「No More Drama」から「Wind flower-Japanese ver-」と続き、ステージを元気に動き回りながらファンへ「一緒に!」と手拍子を促し、会場一体に。

 MCタイムに入ると、ファサが開口一番「みんな輝いてますよー!」とファンもコンサートを楽しんでくれている喜びを表現した。フィインから「Gleam」の世界観、「恋に落ちる瞬間に眺める景色は、すべて輝いて見える、まるで今のこの瞬間のような歌ですよね」と伝えられ、ファンも声援で同意。
ムンビョルが「日本語を歌うのはとても難しかったんですが、うまく歌えてましたか?」と促すと、会場からは大きな拍手が沸きあがった。

 ソラが「次の曲にいく準備ができましたか? では、スタート!」と日本語で話し、日本オリジナル曲「You Don’t Know Me」のイントロが流れる。日本オリジナル曲の候補がいくつかある中で、4人の意見が一致してこの曲に決定したというエピソードが明かされた。

 ムンビョルが「この曲のポイントは、私のラップパートってこと、皆さん知ってますよね?」とおどけると、ファサから「それはちゃうんちゃう?」とまさかの大阪弁でのツッコミが。すかさずソラが「ここは横浜ですよ!」というなど、メンバーたちの微笑ましいやりとりに会場中がほっこり。

 また会場のすぐ横には海があることを聞いたとソラが話すと、客席から「カッチカジャ!(=一緒に行こう)」という声が届き、笑顔で「はい!」と答える。

 すると「もしかして、今日カップルでコンサートに来られている方はいますか?」という質問タイムに。何組か確認すると、思わず「うらやましい」とファサ。ソラからは「今はコンサートに集中してくださいね、キスもダメですよー(笑)」とユーモアたっぷりの注意喚起で会場の笑いを誘った。

 再びスペシャルムービーが流れ、「My Star」、「Gogobebe-Japanese ver-」のパフォーマンスを披露後、ソロコーナーへ。トップバッターはソラの「Hello」。彼女の放つ特有の存在感と柔らかな歌声で、瞬く間にファンの視線を釘付けにする。アカペラパートはまさに圧巻の一言。次に登場したのはムンビョル、「SELFISH」で誰が見ても“カッコイイ!”と思わず惚れてしまう雰囲気を醸し出し、軽やかな歌声と彼女の真骨頂であるラップを見せつけた。フィインの「25」は、セクシーさとあどけなさが混在したような、まさに彼女自身を体現しているような歌唱で会場を魅了。最後に登場したファサの「Be Calm」は、ミディアムバラードで大人の色気と声色を全面に押し出し、まさにそれぞれのカラーを存分に発揮した。

 ムービータイムではミニストーリーが流れ、物語からそのまま飛び出してきたように小さな着ぐるみを着たファサとソラが登場し、上段ステージからはムンビョルが顔だけ出している状態で、フィインも加えた4人でミニコント(?)が行われ、歌のステージだけでなく、楽しくてかわいいやりとりでもファンを楽しませた。

 そんな盛り上がる勢いを止めぬまま、「Taller than You」、「Um Oh Ah Yeh」と、体を揺らさずにはいられないリズミカルな楽曲が続く。すれ違う気持ちをR&Bに乗せて表現したという日本オリジナル曲「Sleep Talk」が歌唱されると、本編最後の曲を披露する前に、メンバーから今日の感想が伝えられた。

 「暑い中、私たちに会いに来てくれてありがとうございます。日本のファンが待ってくれていることを知っていたので、こんな風に皆さんが応援してくれる姿が見られて、私たちもコンサートを盛り上げることができました」(ムンビョル)
「日本のファンの皆さんは本当に純粋で、すごく集中して私たちのコンサートを見てくれていることを感じます。そのおかげで、私もステージに集中することができるんです。韓国でも日本のファンの皆さんを忘れません」(ソラ)
「たくさんの方が来てくださって本当にありがとうございます。今回もまた忘れられない思い出を作って韓国に帰ることができそうです。日本でも韓国でも、私たちがファンの皆さんの元へ行けば、一生忘れられない瞬間になるようなステージを、これからもお見せしたいです」(フィイン)
「私たちのステージの前に、後ろでスタンバイしていたら皆さんの拍手が聞こえてきて、その場で4人で泣きそうになってしまいました。なので、それに応えられるように体が砕けそうなほど頑張りました。今日のステージは、日本での初公演の時のような、意味のある時間を過ごせたと信じています」(ファサ)と、それぞれの感謝の気持ちを言葉で表現し、彼女たちの代表曲の1つである「Decalcomanie-Japanese ver-」で最高潮の盛り上がりを見せ、「Yes I am」で本編の幕を閉じた。

 鳴り止まないアンコールの声に応え、カバー曲の「涙そうそう」で再登場した「MAMAMOO」。うっとりと聴かせた後に、次曲の「Mr.Ambiguos」ではステージから降りてファンと触れ合いながら歌唱するという、うれしいサプライズ。

 最後に「You’re the best」でステージの端から端へ、ファンに手を振りながら笑顔で歌い、名残惜しそうにステージを後にした。

 他のガールズグループとは一線を画すような“MAMAMOOイズム”な世界観と抜群の歌唱力でファンを魅了する4人。これから日本でのさらなる活躍に期待が高まる。




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