「iKON」
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7月27日(土)の福岡・マリンメッセ福岡からスタートした「iKON」のツアー「iKON JAPAN TOUR 2019」が兵庫、愛知、宮城を経て、9月7日(土)と8日(日)には千葉・幕張メッセ展示ホール9-11にて、盛大に開催された。

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 幕張メッセ公演の初日となる7日、KONBAT(「iKON」スティックライト)を手にした「iKONIC」(=「iKON」のファン)が会場を真っ赤に染めた中、ファンのドキドキ感を高める鼓動音の映像が流れた後、ステージ上の階段上方からメンバーがせり上がって登場!
「ギャー」という悲鳴にも似たファンの歓声を受け、気合十分に「叫べ~!」とさらにあおるメンバーたち。「SINOSIJAK REMIX」で幕を開けると、爆発音と火柱が上がるド派手な演出で、会場の熱は一気に上昇し、その勢いのまま「BLING BLING」でさらにヒートアップした。

 「Get Ready? Showtime!こんばんは、僕たちは『iKON』です」とあいさつ。「『iKON』のジナンです。本当に会いたかったよ」、「『iKON』の情熱マン、ユニョンですよ。最後までテンションMAXで行きましょう~!」、「『iKON』の末っ子、チャヌです。最後まで頑張りますので応援よろしくお願いします!」、「『iKON』のBOBBYです。よろしくお願いします」、「久しぶりです。DKだよ。愛してる」、「お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。JU-NEです」とハイテンションで自己紹介するメンバーたちをファンは熱烈に歓迎した。

 そんなファンとより近づこうと、メンバーたちは客席に手を振りながら、ステージ中央から伸びた花道を歩いて移動し、センターステージでキレキレのダンスで迫力のあるパフォーマンスも。改めて、広いフラットな幕張メッセの会場に、JU-NEは「こんなにデカイとは思わなかったです!僕の器みたいな感じです(笑)」と不思議そうにしながら、「2階と3階のファンの皆さんがいなくて、ちょっと寂しいですけど」と大きな会場を見渡した。

 そして、MCタイムでは、今回もJAYとJU-NEがトークの回し役となり、メンバーたちの仲の良さが垣間見られる楽しい掛け合いが炸裂。近況について、SONGと一緒に運動をしていると言ったばかりに、客席から「腹筋見せて~」と声が上がり、「すみません」と可愛いウソがバレてしまったCHAN。そして、JU-NEによるSONGイジリも始まり、「ステージの上で俺が(SONGを)イジったら、“ふざけるな!”とか言うじゃん。でも、その後、俺のところにこっそり来て、“何て言ったの?”って聞いてくるんです(笑)」とバラされ、「でも、今は全部、意味分かるよ!」と反論するSONGに、JAYが「いいツッコミだと思うよ」とフォローし、会場を笑いに包んだ。

 そんなJAYはDKから「顔がカッコいい」と褒められ、軽くダイエットをして痩せたと明かし、JU-NEは前日、公園で1時間半ぐらい走ったが、誰にも気づかれなかったので、もっと頑張らないといけないと思ったというエピソードを。すると、BOBBYが前日、SONGのYouTubeを見たと話し始め、あまり面白くなかったから、お前も頑張れと愛情たっぷりにSONGイジり(笑)。JU-NEから「ユニョンさん、一緒に頑張りましょう」となだめられたSONGだったが、またもJAYが、最近筋トレを頑張っているSONGを「偉いね~」と優しくフォロー。この日も朝9時から筋トレをしたというSONGはJAYから「ムキムキだね」と言われ、「恥ずかしいです」とはにかみ、和気あいあいとした雰囲気に。
そうして会場がほっこりしたところで、2018年の大ヒット曲「LOVE SCENARIO」を披露。会場全体が大合唱し、大盛り上がりとなった。

 ライブ中盤は、メンバーそれぞれの個性を生かしたソロ、ユニットステージでファンを魅了。ラッパーのBOBBYが「HOLUP!」で強烈なラップとカリスマ性を発揮し、一人でも圧倒的な存在感を放ったBOBBYのソロステージに続き、ダンスパフォーマンスで会場を沸かせるDKが加わり、BOBBY&DKのユニットステージへ。2人は情熱的で躍動的なステージを展開し、2人で制作した「SUrF」では息ぴったりのクールなパフォーマンスも披露し、大歓声を浴びた。

 親しみやすい、心温まるステージを予告していた“双子モンスター”CHAN&SONGは、バラード曲で甘い歌声を披露。メキメキと歌唱力を上げている2人は、「僕たちを愛してくれる『iKONIC』のために歌います」と「JERK」を2人バージョンでしっとり歌い上げ、ファンをうっとりさせた。
そして、ユニットステージ最後はメインボーカルのJAY&JU-NE。透明感のある歌声のJAYとセクシーでハスキーな歌声のJU-NEがカバー曲を熱唱。2人の異なる魅力が絶妙にマッチし、美しいハーモニーを届けながら、ファンの目と耳をくぎ付けにした。

 そして、秋の感性が感じられる「iKON」の「別れの曲3部作」の完結版「GOODBYE ROAD」を情感たっぷりに歌い上げた。ユニットステージを振り返るトークにいこうとしたら、突然JU-NEが歌い出し、さらには「これは言いたい!」と、「僕はいつも初心を忘れずにやっているんですよ。1ミリも忘れていないですよ。でも、これも言いたいな。僕は新人のとき、ちょっと偉そうでした(笑)」と謙遜と反省を。
相変わらずの自由さ全開で、DKの声がスイートで羨ましいと話すJU-NEは、SONGがCHANとの呼吸がぴったりだったと感想を言っているときにも笑顔で割り込み、この日も舌好調!会場は爆笑の連続だった。

 さらに、JU-NEはJAYとのステージに大満足していると話すと、SONGから「じゃあ、その呼吸を見せて」と振られ、JU-NEとJAYはミュージカルバージョンでアカペラまで披露。力が入りすぎるJU-NEに、JAYが「もうそれはミュージカルじゃなくて、オペラじゃない?」とつっこみ、ワイワイした雰囲気でユニットステージを振り返った。

 その様子をニコニコ見守っていたBOBBYが、客席に向かって「拍手~」と呼び掛け、このトークパートを締めくくると、「史上最高のボーカリストが歌います」と曲フリをし、BOBBY以外のボーカルメンバーがバラードステージで、圧巻の歌唱力を発揮。ライブもいよいよ終盤へと入った。

 「DUMB & DUMBER」などアッパーチューンの曲を畳み掛け、全力でエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げるメンバーたち。ファンもそれに呼応するように掛け声が一段と大きくなり、会場が一体となって熱狂した。
最後のあいさつで、BOBBYは「週末なのに、俺たちに会いに来てくれて本当にありがとうございます。週末には寝るのが一番なのに(笑)。それより、俺たちを選んでくれてありがとうございます。おかげで美しい思い出を作れました」とファンに感謝。

 続いて、最後の最後まで、JU-NEから「SONGさんを見ないと“損”」、JAYからも「SONGさんの話を聞かないと“損”だね」と名前イジリをされたSONGは「本当に楽しかったです。だから、あっという間でした」と言うと、真剣な表情で「皆さん、今日もこんなにたくさん来てくれてありがとうございます。これからも頑張っていきます。ありがとうございました」と伝えた。

 そして、「コンサートと皆さんは僕の人生です」と話したCHANは、年末ライブ「iKON YEAR END LIVE 2019」の開催が決まったとし、「クリスマスと大晦日という大切な日を僕たちと一緒に過ごしてください。たくさん来てください」と呼び掛けた。

 DKは「久しぶりのコンサートで本当に気分がいいです。今日来てくれてありがとうございます」と満面の笑顔を見せ、JU-NEは「これからも皆さんともっと会うことができるように、頑張りたいと思います!そして、有名人になれるように頑張ります」と最後までユーモアセンスたっぷりに話した。

 最後にJAYが「久しぶりのライブツアーですよね。本当に会いたかったし、会えてうれしいです。皆さん、会いたかったでしょ?僕たちも本当に会いたくて、待ちに待った日でした。今日来てくれて本当にありがとうございました」と締めくくると、JU-NEが「ジナンさんにとって、『iKONIC』 とは?」と質問。「冷たいおひや。毎日飲みたいから。毎日必要な存在」と答えたJAYは、お返しとばかりに今度はJU-NEに「最後の名言をお願いします。名言を1個出して!」とムチャブリ。戸惑うJU-NEに、「スタッフさん、JU-NEさんのマイクを消してください」と絶妙なタイミングで反撃するSONG。そんな笑いが入り混じる雰囲気の中、JU-NEはキメ顔で「愛してる」と指ハートをし、準備ができたところで、階段に座って、ファンに想いを届けるように「WAIT FOR ME」を歌唱。ファンも一緒に歌いながら、感動的な雰囲気で本編を終えた。

 アンコールは「iKON」のコンサートでは恒例のファンが歌う「LONG TIME NO SEE」が会場に響き渡ると、メンバーたちが全員サングラス姿で、カッコよくポーズを決めながら再登場!JAYのアイディアだったそうで、中でもJU-NEがかけていたサングラスは誰が一番似合うかという話になり、1人ずつそのサングラスをかけていくというサングラス遊びで、ファンを楽しませた。

 DKが「アンコールの時間は皆さんの顔を見たいです」と照明の調整をお願いするなど、ファンとのコミュニケーションを大事にし、ファン一人ひとりと目を合わせたメンバーたち。最後までノリノリのステージで魅せ、赤テープがひらひらと宙に舞い、フィナーレへ。

 メンバーたちは、客席後方まで届くような大きな声で、「愛してます」、「大好き」とファンに愛を叫び、ライブは終了したかに思ったが、ファンの鳴り止まないアンコールを受け、またステージに戻ってきたメンバーたちはダブルアンコールに突入。会場大合唱で、熱気は最高潮!

 メンバーたちはファンと一緒に弾けまくりながら、会場を超興奮状態へと導き、燃え尽きた。魅せるところはしっかり魅せるカッコよさ、メンバー同士ジャレ合うキュートさなど、「iKON」らしい姿で、今回もまたファンとの絆を深め、次のステージで会うことを約束した。 


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