女優 故チャン・ジャヨン 「性接待」事件、10年ぶりに大きな動き。
●2009年3月7日、ドラマ「花より男子」韓国版に出演した女優チャン・ジャヨンが自殺
●当初は「うつ病による自殺」と言われていたが、一部が消失された文書(遺書)が発見。
●内容はチャン・ジャヨンが専属契約としていたA芸能事務所のキム社長に「性接待」「性上納」を強要された。監禁・暴行もされたとのこと。性接待の相手として、放送局のプロデューサー、映画監督、有名新聞社の社長などの名前も記載。
●世論により、警察が再調査。関連者9名が起訴され、捜査は終結。
●しかし、「数人の名前が外れている」「チャン・ジャヨン・リスト」(性接待の完全なリスト)が残っているとの噂も。
●3年後の2012年1月、A芸能事務所キム社長が元所属女優ソン・ソンミとB芸能事務所のユ社長(元A芸能事務所マネージャー)を相手に訴訟戦。この過程で、キム社長とユ社長との権力闘争の間、チャン・ジャヨンの文書(遺書)が作成・利用されたことが発覚
●2013年、裁判所の判決「文書(遺書)は偽造ではない」
●2014年、裁判所の判決「暴行は認める」「性接待・性上納は証拠不足」
●2016年2月、当時の野党(今は与党)議員が国家情報機関の介入を主張
●2016年10月、A芸能事務所のキム社長が女優イ・ミスクに対して提訴した専属契約違反の訴訟で、B芸能事務所のユ社長に無罪の宣告
●2017年、新大統領の体制の下、与野党の権力構造が逆転。検察の過去史委員会がチャン・ジャヨン事件を「再検討の対象事件」に選定。
●2018年7月、事件当時の「陳述調査書」の全文が公開。噂のとおり、有名新聞社の御曹司社長との関係が報道
●事件当時の一部記録が無くなっていることが発覚。当時の検事(今は弁護士)が個人的にに保管していた通話記録などの資料が「過去史委員会」に提供
●2017年10月、SAMSUNG家の娘と離婚訴訟中の婿が故チャン・ジャヨンの死去前、35回も電話通話をしていたことが暴露
●2019年3月、10周忌になり、事件当時にA芸能事務所に所属していた女優ユン・ジオがカナダから帰国、証言。「調査当時、尾行されていた」「焼却される前のチャン・ジャヨンリストを見たことがある」などのインタビュー。「警護費用」の寄付を呼びかけることも。
●2019年4月、女優ユン・ジオがチャン・ジャヨン事件を含め、韓国芸能界の暗い部分を書き下ろした本を出版
●本の出版を助けていた作家がユン・ジオと仲間割れ
●本日、作家の弁護士が女優ユン・ジオを告訴。出国禁止を要請
2019/04/23 17:20 配信
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