先日、教室で講師やスタッフと世間話をしていたら、 こんな韓国語を聞きました。
「여동생이 층간소음 때문에 이사갔어요.」
(ヨドンセンイ チュンガンソウmテムネ イサガッソヨ/
妹が階間騒音のために引っ越ししたんです)
この「チュンガンソウm」が最初聞き取れず、聞き返しました。
「층(チュン)」は、일 층(イrチュン/一階)、이 층(イチュン/二階)、などの
「階」のことですが、「층(チュン)」自体の漢字は、[層] です。
(韓国の階は、一層、二層、と数えます)
階層間の騒音? マンションやアパートの上に住んでいる人の足音など?
と思いましたが、先生の解説によると、上の人に限らず、隣の人、
アパートのドアの向こう側に住む人が出す騒音…… とにかく集合住宅で
聞こえる様々な騒音に対してこう言うそうです。
日本語にはこういう名詞はない…ですよね。 冒頭の文章を翻訳するとなると、
「妹が(マンションの)騒音問題で引っ越ししたんです」 等になるででしょうか…。
初めて聞いたので、「へぇ~」と言っていると、「 以前はなかった言葉だと思う。
最近、個人主義的な若者が増える風潮の中で生れた印象がある」 とのことでした。
それを聞き、留学時代に住んでいた(よく言えば) 賑やかな韓国の学生街の
下宿が懐かしく感じられました。そう、 私もそこを引っ越した理由の一つに
「階間騒音」の問題があったのです。 今となっては良い思い出ですが…。
いま韓国の学生街の下宿は健在なのでしょうか。でも、 このような単語が
生れた背景を考えると、 下宿はもう人気がないのかもしれませんね。
少し寂しくも思います。
- <著者-パク・ヒジン>
skype韓国語教室CROSS OVER講師
日本に留学して音楽を勉強した経験を生かして、K-POPやドラマを使って韓国語を教えています。 この記事では、生徒さんの疑問に答えるという形でワンポイントレッスンも付け加えています。 私の記事を読んでくださった方が、少しでも韓国語の勉強に役立ててくだされば、嬉しいです。
- <著者-パク・ヒジン>
- <skype韓国語会話教室CROSS OVER コンテンツ制作部>
skypeを使った、韓国在住のネイティブ講師とのレッスン。
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通学型の教室よりも低価格で、会話力が身に付くレッスンです。
- <skype韓国語会話教室CROSS OVER コンテンツ制作部>
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