アンニョンハセヨ~。東京ではまだまとまった雪を見ることができませんね。あまり寒く
ないのは過ごしやすくて良いのですが、キーンとした冬を体験してこそ、春の暖かさが
嬉しいもの。これは韓国に行くしかないでしょうか!?

 さて、その韓国では1月22日に、新しい千ウォン札と、万ウォン札がお目見えしました。
日本で新札発行というと、決まって人物も変わるものですが、今回の韓国は、そのまま。
千ウォン札は、学者のイ・ファン氏、万ウォン札は、韓国の誇りである世宗大王(세종대왕)
です。変わったのは、それぞれの背景と、大きさが小さくなったということと。そして、
千ウォン札が青になったことでしょうか。

皆さんは、韓国の旅行先、出張先で、

5백원 짜리 (オベゴン チャリ)
2천원 짜리 (イチョノン チャリ)
만원 짜리 (マノン チャリ)

お金などの単位に続く、この「チャリ」という言葉を聞くことはありませんか?
この「チャリ」、言葉として要らないんじゃないの?日本語にどう訳したらよいのだろう…、
と、以前ずっと疑問に思っていました。

「そうそう、思ってた!」という方のために、ちょっとまとめてみたいと思います。
このお金や数につく「짜리(チャリ)」は、大きく分けて2つの意味があります。

●「(金額に付いて)~に値するもの」

例:千ウォンと、2千ウォンのボールペンがあるとき、または文房具店に行って、

・천원 짜리 볼펜 주세요.
(チョノンチャリ ボルペン ジュセヨ/千ウォンのボールペンを下さい)

※日本語だと、「その千ウォンの(ボールペン)下さい」の、「の」に当たる感覚ですね。

●「(数・量について)~する、~ほど、~入り」

・이문열의 열 권 짜리 전집이 나왔다.
(イムンヨレ ヨルコンチャリ チョンジビ ナワッタ/李文烈の10巻入り全集が出た)

・다섯 살 짜리 외동딸이 있어요.
(タソッサルチャリ ウェドンタリ イッソヨ/5歳になる一人娘がいます)

※日本語だと、「10巻の全集」、「5歳の一人娘」となるところですが、韓国語の場合は、
「~の」にあたる「~의(エ)」を使わず、「짜리」を使うのですね。

いかがでしょう?「あ、そうだったのか」と思っていただけると嬉しいです!






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