先日、年末イベントの翻訳大会で韓国人作家ソ・スランさんのエッセイを翻訳したという話題をお届けしました。
ソ・スランさんが私たち韓国語学習者に届けてくれたメッセージとして、哲学者のウィトゲンシュタインの、
■나의 언어의 한계는 곧 나의 세상의 한계이다.
(ナエ オノエ ハンゲヌン コッ ナエ セサンエ ハンゲイダ/自身の言語の限界は、すなわち自身の世界の限界である)
について、以前紹介しましたが、こちらは、受講生の皆さんの胸にとても響いたらしく、いまでもよく話題になります。
この日、もう一つソ・スランさんが届けてくれた名言があるのでご紹介しましょう。それは、
■외국어를 배운다는 것은 두 번째 영혼을 소유하는 것과 같다.
(ウェグゴルr ペウンダヌン ゴスン トゥボンッチェ ヨンホヌr ソユハヌン ゴックァ ガッタ/外国語を学ぶということは2つ目の霊魂を所有するということだ)
こちらはカール大帝の名言とのことです。
2つ目の霊魂……なるほどな、と思ったのですが、私が中国語のスピーチ大会に出場し、2位になったことがありました。1位の人との差は、まさにこの「霊魂」があるかない
かだった気がします。
その言葉の神髄に触れたかどうか。中国語を一生懸命学習し、語彙を増やし、会話もできるようになり…発音もイントネーションも表向きには完ぺきにしても何かが足りない、
つかめていない、それが「霊魂」だったのでしょう。
韓国語の場合は、なんとなくその「霊魂」に触れたような気分でいます。なぜか……、それが言葉になりません。言葉の「霊魂」とは何か、どうやったらそれに触れられるのか
、触れた気持ちになれるのか、考えてみたいと思っています。
それでは、また来週お目にかかりましょう。
감사합니다. 안녕히 계십시오.
-
- <コンテンツ提供:アイケーブリッジ外語学院>
「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
- <コンテンツ提供:アイケーブリッジ外語学院>
-
- <アイケーブリッジ外語学院>
https://www.ikbridge.co.jp/
TEL 03-5157-2424
※お問合わせは「こちら」
- <アイケーブリッジ外語学院>
※韓国語を配信・提供したい個人様または法人様は「お問い合わせ」ください。