当校が入るビルの虎ノ門一丁目地区が都市開発工事に入るため、移転をしました。新しい教室も気に入っていますし、いろいろ考えて今の状況に合った教室をオープンできたの
で満足しています。しかし、やはり、この間の喜怒哀楽が詰まった教室を離れるのは少し寂しかったですね。
旧教室の引き渡し(不動産屋さんに鍵を返す)の日、すべてを撤去した教室に入りました。何もない、がらんとした教室。床も、壁も、ドアもとても綺麗で、これから入居する
ことになっても良いのではと思うくらいでした。
最後、挨拶をしたあとに、1分だけ良いですか?と、何もない教室を隅々まで動画に収めました。教室内部のみならず、奥の大教室から窓の外に臨む虎ノ門ヒルズ、通り沿いの
外堀通り沿いの景色……、ああ、もうここからこの景色を見ることはないのだなと思ったら、(涙ももろくない私も)ウルッと来ました。
がらんとした… パッと韓国語のフレーズが思い浮かびました。
텅 비었어요. (トン ピオッソヨ/がらんと空きました→がらんとなりました)
恐らく、韓国留学時代の延世大学校の教科書に出てきたフレーズです。引っ越しがテーマの章で、がらんとした部屋を見たら、少し寂しかった…というような内容だったと思い
ます。
텅 빈 교실을 보니 눈물이 날 것 같았어요.
(トン ピン キョシルr ポニ ヌンムリ ナr コッ カタッソヨ/がらんとなった教室を見て、涙が出そうになりました)
こうして何もない教室を見るのは、よく考えたら引っ越して来るときと、出るときだけなんですよね。
今回移転してきた新しい教室も入るときはがらんとしていたわけですが、またがらんとした教室を見るときは、ここを出るとき……?
そのようなときが来るのか今は全く想像がつきませんが、もしそうなるときは、関わる人がすべてハ
ッピーになるような前向きな新しい門出となるよう、この新たな場所で懸命に運営をしていきたいと思います。皆さんをお待ちしています!
감사합니다. 안녕히 계십시오.
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「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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