ツイッターでいろんな人の「つぶやき」を見ていると、いま人々の関心事が
何かというのが映し出されてきます。日本で予約が開始となったiPadの話題は
さることながら、経済界の流行のトピックの一つに「サムスン分析」があるな
と実感しています。

ツイッター上でもやりとりがある当校の生徒さんからこんなメッセージを
頂戴しました。

「今朝(5/9)の日経、韓国企業の経営スタイルは「パリパリ経営」の記事。
パリパリは早く早く と言う意味と書いてあった。ハングルだと、빨리빨리 경영
になるんですか?」

そうですね。その場合、韓国語の綴りとしては「빨리빨리 경영」で間違いない
はずです。しかし、韓国人の性質を「빨리빨리(パrリパrリ/早く早く)」で表す
のは以前からでしたが、どちらかというと負の意味で使われることが多かったはず……。
私はその点が気になったので、韓国の検索サイトなどで調べてみました。

「빨리빨리 경영」で調べてみると、報道機関や個人などが上記の日経の記事を
紹介している記事が多くでてきます。最近、日本で韓国分析が盛んに行われている
ことを誇らしく思う内容が多いようです。

そして、用語として「빨리빨리 경영」を韓国人が多く使っているかというと、
その意味においては実際、会話や文章を通じ「스피드 경영」(スピドゥキョンヨン/スピード経営)
が多く使われているようです。言葉のリズムや理解度からしてもその方がコミュニケーション
においては使い勝手が良い?気が致します。早速例文を。

요즘 일본에서는 한국 [스피드 경영]을 본받아야 된다고
             많이 화제가 되어 있어요.
(ヨジュム イルボネソヌン ハングッ「スピドゥキョンヨン」ウル 
ポンパダヤデンダゴ マニ ファジェガ テオ イッソヨ/
最近日本では韓国の「スピード経営」を見習わなければと、かなり話題になっています)

バンクーバーオリンピックの韓国人選手の活躍、サムスンの躍進などで韓国は
自信を付けてきているようです。人々がこのような意識の時は、対日感情が
悪化することもあまりないとのこと。日本が情けないからかしら??
日韓が仲が良いのはウェルカムですが、日本の底力も信じたい私であります。


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