14日、韓国メディアによると、韓国パスツール研究所の研究チームがこの効果を発見したという。
研究チームは「新型コロナウイルス抑制効果のある24の薬物でヒト肺細胞培養実験をおこなった結果、血液の抗凝固剤、膵炎治療薬の成分とさるナファモスタットメシル酸塩が、最も強い抗ウイルス効能を示した」と発表。
新型コロナウイルスが細胞に侵入する過程で、TMPRSS2というタンパク質分解酵素が作用するというドイツの研究結果を参考にしたという。既存の商用薬物のうち、ナファモスタットがTMPRSS2を抑制する点に着眼した。
この研究チームは、研究結果を論文事前掲載サイト「バイオアーカイブ」に報告し、特許を出願した上で関連分野の国際ジャーナルに論文掲載への承認を申請した。
韓国パスツール研究所科学技術情報通信部と行政安全部が支援する国民生活安全緊急対応研究事業の一環として、既に許可されたものや開発段階の薬の中で新型コロナウイルス治療薬の候補物質を発掘する薬物再創出研究をことし2月から実施してきた。
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