エジプト、座礁コンテナの船社に10億ドルの被害賠償金請求か(画像提供:wowkorea)
エジプト、座礁コンテナの船社に10億ドルの被害賠償金請求か(画像提供:wowkorea)

 エジプト当局がスエズ運河を塞いだ大型コンテナ船「エバー・ギブン」の座礁事故に対して、10億ドル(約1106億円)以上の損害賠償を請求する予定だと、米国経済メディアCNBCが2日報道した。

 スエズ運河管理庁(CSA)のオサマ・ラビ局長は先月31日、エジプト放送「サダエル・バラード」とのインタビューで、「われわれは10億ドル以上の賠償金を受け取る」と述べた。

 ラビ庁長は、「賠償金額は運河の収入損失を始め、引き上げ装備や船舶引き上げに投入された救助隊員800人の人件費を根拠にしたものだ」と説明した。

 ラビ庁長は「2~3日内に補償合意がなされることを願う」とし「、もしそうでなければ、現在整備点検を受けているエバーギブン号はグレートビター湖で抑留されるだろう」と述べた。

 続いて「われわれはいかなる補償にも合意することができ、そうでなければ法廷に立つこともできる」と警告した。ただ、ラビ庁長は、どこに賠償金を請求するかは明らかにしなかったとCNBCは伝えた。

 2018年に建造されたパナマ船籍のエバーグリーン号は日本の正栄汽船がオーナーで、台湾のエバー・グリーンが傭船社となっている。

 CNBCによると、台湾のエバー・グリーンは「運送中だった貨物遅延の責任を負わない」とし、所有者の正栄汽船は「CSAと補償問題を話し合うが、今のところ、詳しい内容は公開しない」と明らかにした。


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