「キスしたら抵抗」…元同級生を強制わいせつ後殺害した70代、容疑を否認=韓国報道(画像提供:wowkorea)
「キスしたら抵抗」…元同級生を強制わいせつ後殺害した70代、容疑を否認=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国の全羅北道益山市弥勒山の頂上付近で死亡した状態で発見された70代の女性を殺害した疑いで拘束起訴された70代の男性が殺害前、性犯罪を犯したことが分かった。

27日、全州地方裁判所は、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(強姦など殺人)容疑で拘束起訴されたA(72)氏の初公判を行った。

この日、検察は「強制的にキスをされた被害者が抵抗し、A氏は被害者を何度も殴った」とし「被害者はショック状態になりA氏は暴行を続け、最終的には被害者を殺害した」と明らかにした。

続いて「A氏は遺体を放置してからトイレに移し、その後車を利用して弥勒山に移動し、体を落ち葉で覆って遺棄した」と述べた。

強姦など殺人容疑は強姦、準強姦、強制わいせつなどを犯した者が、他の人を殺害した際に適用される。

これについてA氏の弁護人は「被告人は暴行の事実は認めるが、暴行と死亡との間の因果関係がないと述べている」とし「被告人は被害者の死亡原因を持病や過労などだと推定している」と反論した。

先立ってA氏は捜査機関で「寝て起きたら被害者が死んでいた」と述べた。弁護人は「遺体を人影が少ないところに保管して遺族に連絡しなければと思った。当時、この行為が遺体の遺棄に該当することに留意していなかった」と述べた。

続いて「被告人は、悪性情動障害を患っており、事件発生当日にも症状がひどかった」と心身微弱を主張、精神鑑定を要請した。

裁判所は、証人尋問などのために裁判を続行することにした。次の裁判は6月10日に行われる。

A氏は先月4〜5日、全北益山市の自宅アパートからB(73・女)氏にわいせつ行為をした後暴行、死亡させて死体を弥勒山に遺棄した疑いで起訴された。

遺体を発見した登山者の通報で捜査に乗り出した警察はA氏が遺体を運ぶ防犯カメラの映像などを確保して、彼を緊急逮捕した。
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