日本に手を差し伸べた米マイクロン・台湾TSMC…サムスン電子に向けられた視線(画像提供:wowkorea)
日本に手を差し伸べた米マイクロン・台湾TSMC…サムスン電子に向けられた視線(画像提供:wowkorea)
「メモリー半導体市場」でサムスン電子とSKハイニックスなど韓国企業を猛追している米国のマイクロン社は、日本企業と手を握る意向をを示した。これとともに、グローバルファウンドリー(半導体委託生産)業界1位の台湾TSMCも日本に半導体生産工場の建設を進めることにした。米国と日本、台湾の「半導体協力」関係が一層強化される状況で、サムスン電子を含む韓国の半導体業界の動きに関心が集まっている。

業界によると14日、マイクロンのサンジャイ・メロトラ最高経営者(CEO)は日本経済新聞とのインタビューで最近、今後日本に工場投資拡大と装備・材料メーカーとの提携を通じた日本政府の供給網強化に協力するという立場を示した。

特に、サンジャイ・メロトラCEOはインタビューを通じて、日本企業と協力して「第5世代DRAM」技術の開発に取り組む意欲を明らかにした。世界のDRAM業界で3位のマイクロンは今月初めに世界で初めて10nm(ナノメートル・1nmは10億分の1m)級の第4世代DRAMの量産を開始したと明らかにしたが、これに続く第5世代DRAMを日本とともに開発するという意味になる。

現在、DRAM市場シェア1、2位はサムスン電子とSKハイニックスだが、これらの企業はまだ第3世代DRAMに注力しており、技術面では数歩遅れているという評価を受けている。さらに、マイクロンは今月16兆ウォン(約1兆5700億円)を投じて台湾・台中市にあるDRAM工場の増設を開始し、生産拡大にも乗り出した状況だ。シェアでもサムスン電子とSKハイニックスを本格的に脅かす存在になりそうだ。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99