ソウル市はソウルサーベイと住民登録人口の統計資料を活用し、社会・文化・経済の変化の主軸となっているMZ世代(ミレニアル世代+Z世代)の特徴と経済活動、社会認識の変化を分析し、その結果を4日発表した。
MZ世代は、1980年~1994年生まれ(2020年基準26~40歳)を指すM世代(ミレニアル世代)と、1995~2004年生まれ(2020年基準16~25歳)を意味するZ世代を合わせた新造語だ。
ソウルに住むMZ世代の人口は343万人で、ソウルで最も大きな世代集団であることがわかった。ソウルの人口の3人に1人がMZ世代であることになる。
MZ世代の経済活動への参加率は67.2%で、ベビーブーム世代の経済活動参加率(66.3%)を超えた。これはベビーブーム世代の引退が発生したことに加え、MZ世代の全年齢層が経済活動人口に編入した結果と解釈される。MZ世代の職業は、事務従事者(36.1%)、学生(22.9%)、サービス従事者(11.3%)などの順だった。
MZ世代は、仕事に対する価値観と関連し「よりよい職場があればいつでも転職する」、「収入のために働くよりは余暇時間を持ちたい」という傾向が5年前の調査結果と比べ強く、ベビーブーム世代よりはるかに著しかった。
MZ世代の結婚と出産に対する価値観は、ベビーブーム世代に比べ相対的に自由だった。「結婚は必ずすべきだ」、「子どもは必ず持つべきだ」という意見に対し否定的な反応が多かった。M世代よりはZ世代でこうした傾向が強いものと調査された。また、社会的地位が高まる可能性については、5年前に比べ否定的な見方がより強く、自分よりは子どもの世代の社会階層移動が難しいものと予想した。
ソウル市スマート都市政策官のパク・ジョンス氏は、「MZ世代はこれまでの世代と異なる生活と価値観を持っている」とし、「ソウルを先導する中心世代であるMZ世代をより理解し、MZ世代の特徴を考慮した政策推進のための基礎資料として活用する」と話している。
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