水原市は18日、水原市家族女性会館内に「アン・ジョムスン記憶の部屋」を設置し、来月1日から開館すると明らかにした。
元慰安婦の名前を正式名称として運営するのは「アン・ジョムスン記憶の部屋」が初めてである。
1階の文化館美術室(48平方メートル)に設けられた展示室は、アン・ジョムス氏の生涯と経験を通じて、過去を忘れないための内容で構成されている。
「米屋のはかりに乗って体重が55kgを超えたらトラックに乗せられた」という元慰安婦の証言をモチーフに設置された旧型のはかりの前に立つと、元慰安婦の経験をそのまま感じられる映像が投写される。
また、様々な写真資料を通じて、水源地域で平和運動の求心点となった元慰安婦の活動の様子や証言、生涯を振り返ることができる。
展示内容を見て追悼の手紙を書いてポストに入れると、アン・ジョムスン氏だけでなく、他の元慰安婦らの証言と記憶すべき言葉が返信として表示され、観覧客がより深く共感できるような装置もある。
特に、展示室内に小さな少女像が設置されたが、これは広橋新都市にある共同住宅入居者協議会が用意して寄贈したものである。
ヨム・テヨン水原市長は今月14日、アン・ジョムスン記憶の部屋を訪問し、「必ず、日本の謝罪を受けます」とし、芳名録を作成した。
ヨム市長は、「水原市に居住し、亡くなったアン氏の平和および人権運動を追悼する空間が設けられただけに、展示だけでなく、悲しい歴史を記憶し振り返る教育の場として活用されるよう支援する」と述べた。
一方、水原市は当初、「元慰安婦をたたえる日」に展示館を開館しようとしたが、新型コロナ防疫措置の強化により、日程を延期した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 79