南極の最近の気温が、この30年間で最も低い水準に下がったことがわかった(画像提供:wowkorea)
南極の最近の気温が、この30年間で最も低い水準に下がったことがわかった(画像提供:wowkorea)
南極のここ6か月における気温が、この30年間で最も低い水準に下がったことがわかった。「北半球がことし記録的な暑さとなった点を踏まえると、地球温暖化の流れの中で起きた異例な現象だ」という分析が出ている。

1日(現地時間)米ワシントンポスト(WP)によると、アムンゼン・スコット基地(南極観測基地)のことし4~9月の平均気温はマイナス61度であった。これまで最も低かった平均気温は1987年のマイナス60.6度で、34年ぶりに最低気温を更新したことになる。またこの気温は、ここ30年間の平均気温より4.5度も低い数値である。

「このような記録は、米宇宙航空局(NASA)側も確認した」とWPは伝えた。

専門家たちは「南極の極度の寒さが、地球温暖化の深刻さを弱めることはない」と強調していると、WPは説明した。

ワシントン大学のEric Steig大気科学教授は「南極の寒い冬は興味深いが、これが温暖化という長期的な流れを変えることはない」とし「南極は長期的に温暖化するだけでなく、氷が溶け海水面の上昇を促進させている」と語った。

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