羅老宇宙センターの発射台でヌリの起立作業が行われた(韓国航空宇宙研究院提供)=20日、高興(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
羅老宇宙センターの発射台でヌリの起立作業が行われた(韓国航空宇宙研究院提供)=20日、高興(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の独自技術で開発したロケット「ヌリ」が21日午後、宇宙に向かって打ち上げられる。 ヌリは1.5トン級の実用衛星を地球低軌道に乗せることができる3段式ロケット。全長47.2メートル、重量は200トンになる。2010年3月に開発事業がスタートした。 この日の打ち上げでは1.5トンのダミー衛星が搭載される。 ヌリのエンジンやタンクは設計、製作、試験など全過程を国内の研究者や企業が担当し、すべて国内技術で作られた。 打ち上げが行われる南部の全羅南道・高興の羅老宇宙センターにはヌリに合わせて第2発射台が設置された。これも設計から製作まですべて国内企業が担当した。 ヌリ開発事業では18年11月にエンジンの性能を検証するための試験用ロケットが打ち上げられ、21年3月にエンジンの総合燃焼試験に成功した。 打ち上げを進める韓国航空宇宙研究院は午前10時から発射統制指揮所を通じて推進剤制御などの任務を遂行し発射命令を待つ。打ち上げ時刻が確定すれば、韓国航空宇宙研究院がその約2時間前から燃料の注入を始める。打ち上げ10分前に発射プログラムが稼動し、カウントダウンに突入する。  システムがヌリの状態を確認し、正常と判断すればエンジンが自動で点火される。  打ち上げ時刻は前日の準備状況をはじめとし浮遊物との衝突の可能性や気象条件などを総合的に判断し、発射管理委員会が最終的に確定する。  打ち上げ時刻は午後3時から7時の間になっており、特別な理由が生じなければ午後4時が最も有力とされる。 気象庁によると、午後4時ごろの羅老宇宙センター周辺の天候は概ね良好だ。薄い雲が形成されるとみられるものの、打ち上げに大きい影響はないと分析された。 
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