11月からのウィズコロナ控え、新型コロナ感染者再び急増=韓国(画像提供:wowkorea)
11月からのウィズコロナ控え、新型コロナ感染者再び急増=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では、来月から始まるウィズコロナ(段階的日常回復)を控え、新型コロナの新規感染者数が再び急増し、防疫当局に緊張感が高まっている。今日(26日)の報告で、大規模なクラスター(集団感染)が追加で確認された場合、明日は再び2000人以上の感染者が出てくる可能性があるという懸念が出ている。

26日、韓国防疫当局とソウル市など各地方自治団体によると、同日午前0時から午後6時まで、全国で新型コロナ陽性判定を受けた新規感染者は、計1631人と集計された。前日の同時間帯の感染者数(981人)と比べると650人多く、先週の同じ曜日(1273人)に比べ、358人増えた。すでに26日午前0時基準の新規感染者数(1266人)を超えた水準である。

集計の締め切りまでに感染者が急増すれば、明日午前に発表される感染者数は、1800~1900人台となる見通しだ。突発的な大規模集団感染が把握されれば、再び2000人以上の感染者が出る可能性もある。

この日午後7時基準、新規感染者は首都圏で1320人(80.9%)、非首都圏で311人(19.1%)だ。地域別では、ソウル634人、キョンギ(京畿)579人、インチョン(仁川)107人、チュンチョンナムド(忠清南道)58人、キョンサンブクド(慶尚北道)42人、プサン(釜山)40人、テグ(大邱)・キョンサンナムド(慶尚南道)各39人、チュンチョンブクド(忠清北道)26人、カンウォン(江原)・チョルラブクド(全羅北道)各17人、テジョン(大田)11人、チェジュ(済州)7人、チョルラナムド(全羅南道)6人、クァンジュ(光州)5人、ウルサン(蔚山)4人だ。全国17の市道のうち、セジョン(世宗)ではまだ感染者が出ていない。

今年7月初めに始まった韓国の第4次大流行は、3か月以上続いている。全国の一日の感染者数は、7月7日(1211人)から、112日連続4桁を続けている。今月20日から1週間の新規感染者を日別に見ると、1571人→1441人→1439人→1508人→1423人→1190人→1266人と、一日平均、約1405人水準である。

一方、11月1日からの防疫緩和は、大きく3段階にわたり進行される。各改編段階は、履行4週、評価2週など、6週間要する。防疫状況に大きな問題がなければ、12月13日に2次改編、来年1月24日に3次改編が行われる見通しだ。

公共利用施設規制については、第1段階から高リスクの遊興施設を除く、すべての施設の営業時間制限が解除される。具体的には、感染リスクが相対的に低い、塾、映画館、公演会場、読書室などの営業時間制限が全面解除され、接種完了者の場合、人数や飲食制限を受けないなど、インセンティブが適用される。現在、首都圏8人、非首都圏10人までの私的集まりの人員制限は、接種の有無にかかわらず、1~2次改編ともに10人までとする。

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