韓国の農林畜産食品省と韓国農水産食品流通公社は、フランス・パリで「Kフード商品説明会」を開催した(画像提供:wowkorea)
韓国の農林畜産食品省と韓国農水産食品流通公社は、フランス・パリで「Kフード商品説明会」を開催した(画像提供:wowkorea)
韓国の農産物が「美食の国」フランスで好評となり、ことしの関連品目輸出が昨年より40%増加した。この勢いはフランスだけの好評にとどまらず、英国・ドイツ・イタリア・オランダなどのヨーロッパ人たちを魅了し、ヨーロッパ全域に農産物の輸出増加が続いている。

これは、韓国の農林畜産食品部(農林水産省に相当)と韓国農水産食品流通公社(aT)による努力の結実だと評価されている。農林畜産食品部は、輸出代表食品であるキムチが食品認証の厳しいヨーロッパに輸出されるために官民と強力体系を築くなど、全社的な支援に乗り出している。

また、新型コロナウイルス感染症拡散による消費の変化に合わせ、農食品の輸出ラインと広報業務をこれまでのオフラインから非対面方式へと大幅に転換し、韓国の農食品の強みである「免疫力強化」にスポットを当てた広報効果が功を奏したものとみられる。

きょう(28日)農林畜産食品部によると、ことし1~9月におけるヨーロッパへの農食品の輸出は3億2340万ドルで、前年同期間の2億9090万ドルより11.1%増加した。

国家別による前年同期対比の輸出増加幅は、フランス(41.4%)・ドイツ(28.6%)・オランダ(12.0%)・イタリア(10%)・英国(7.1%)などの順であった。また品目別による増加幅は醤油(111.6%)・キムチ(35.1%)・コチュジャン(29.7%)・ラーメン(27.5%)などの順であった。「BTS」「ミナリ」「パラサイト」「イカゲーム」などの韓流の影響によりKフードへの関心が高まったことで、伝統食品が輸出品目として貢献している。

特に、EUの輸出規制によるキムチ輸出危機を官民の協力により突破したことで、ことし1~9月のヨーロッパへのキムチ輸出額は1127万4800ドルとなり、35.1%増加した。

農林畜産食品部とaTは、今月9日から13日まで世界最大の食品博覧会である「ドイツANUGA2021」に参加し、950万ドルの輸出相談の成果を収めた。

また農林畜産食品部とaTは、ことし9月フランス市場進出のための「パリKフードフェア輸出相談会」を開き、高麗人参製品の現場契約・キムチの新規輸出など1240万ドルの相談実績を収めた。

さらに今年7月から約3か月間、英国の伝説ミシュランシェフなどが参加する「キムチレシピチャレンジ」がオンラインで開かれ、計116人が116種のキムチレシピを披露した。

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