解放軍が福建省に「兵器」を輸送し、台湾人が戦争に備えて「物資」を買いだめ?…相次ぐ中国発のフェイクニュース=台湾報道(画像提供:wowkorea)
解放軍が福建省に「兵器」を輸送し、台湾人が戦争に備えて「物資」を買いだめ?…相次ぐ中国発のフェイクニュース=台湾報道(画像提供:wowkorea)
中国の政府系メディアが最近になって、多くの台湾住民が戦争勃発を恐れて物資を貯蓄しているという「フェイクニュース」を相次いで伝えている。

 ある中国メディアは先日、台湾・民進党政府が中国との対立を続けていることで、台湾住民が不安を感じていると報道。10月初めに行われた調査によると、調査対象者の42.6%が台湾と中国の間で戦争が勃発することを懸念しており、多くの住民が生活物資の貯蓄を始めているなどとした。

 しかし、台湾で実際にそのような動きは見られていない。

 また、中国で使われる漢字である「簡体字」のツイッター・アカウントで、中国国内の路上を多数の軍用車が走る動画が投稿されており、台湾攻撃のための準備だという憶測が飛び交っている。しかし、多くのネット・ユーザーは、軍事機密がこのように大々的に公開されるはずがないと懐疑的な見方をしている。

 あるツイッター・アカウントによると、この動画は福建省福州市の路上で撮影されたものであり、人民解放軍が台湾進攻用の兵器を輸送しているところだという。

 この投稿に対し、多くのネット・ユーザーから懐疑的なコメントがつけられた。「こいつらは毎日X(習近平)が台湾解放に言及したとホラを吹きやがる」「台湾人はいい生活をしている。バカどもが解放しに来る必要は全くない」「ホントにやるんだったら真昼間に輸送しねえだろ」「デマを流して、マヌケな国民によく見せとけ」「軍用車が中国国境の都市に出現してもう2年たつ。全部国民の目をくらますためのものであって、敵に対するものではない。次の日にまた軍人が出てきて『戦狼』のフリをするんだろ」などの皮肉のこもった批判が多く上がっている。

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