金融委員会は10月末に定例会議を開催し、ノヴァ・スコシア銀行のソウル支店閉鎖を承認した。
ノヴァ・スコシア銀行はソウル五輪の開催直前となる1987年にソウル支店を開設して以降、おもに企業金融事業を展開してきた。
撤退理由はシティバンクと類似している。本社のグローバル事業戦略により、減益が見込まれる国からの事業を清算するというものだ。2010年以降、韓国から撤退した銀行も公式的には同様の理由によるものだった。
韓国から撤退した銀行は、香港上海銀行(HSBC)、米ゴールドマンサックス、英ロイヤルバンク・オブ・スコットランド、スペインのビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行、スイスのUBS、豪州のマッコーリー銀行となる。
金融業界では、政府による厳しすぎる規制や労働市場の硬直性も、これらの銀行による韓国撤退を後押ししたとみている。さらに韓国の金融グループの大型化もある。通貨危機以降、合併・買収(M&A)などで大型化した韓国の金融グループは、リテールと企業金融で確固たる地盤を築いている。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101