26日午後5時基準で、韓国首都圏の重症患者の病床稼働率は83.5%である(画像提供:wowkorea)
26日午後5時基準で、韓国首都圏の重症患者の病床稼働率は83.5%である(画像提供:wowkorea)
韓国では今月1日から施行した「段階的日常回復(ウィズコロナ)」が4週間経つ中、病床待機者が2日連続で1000人台となっている。適時に適切な治療を受けることが困難な状況の中、一日の死者数も50人台に増えている。

きょう(27日)中央防疫対策本部などによると、前日一日の新型コロナウイルス感染症による死者は52人で、過去最多を記録した。

ことしの9~10月には10人前後であった新規死者数は、ウィズコロナ施行により防疫が緩和された今月に入ってからは20人台、さらに50人以上へと急激に増加した。

60代以上の高齢層の新規感染者が急増し、死者も大きく増加した。この日発表の新規感染者では、60歳以上が占める割合は34.8%で、3人中1人は高齢者ということになる。

死者と重症患者のうち、60代以上の割合はそれぞれ96%と85%に達している。

イファ(梨花)女子大学 (モクトン)木洞病院のチョン・ウンミ呼吸器内科教授は「重症患者が17人増えたのに比べ死者が52人も増加したのは、病床不足によりきちんとした重症患者治療が受けられず死亡する事例が生じたということだ」とし「デルタ変異株・冬・防疫緩和という3つの要因が結合したことで、死者の規模が大きくなり続けている可能性が高い」と語った。

この日、首都圏の病床待機者数は1167人と集計された。また前日午後5時基準で、首都圏の重症患者の病床稼働率は83.5%である。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96