ソウル市教育庁によると、12日に締め切られた需要調査で、学校単位の接種を希望する学校は1154校(88%)だと集計した。このうち1~10人の学校が952校と最も多かった。続いて11~20人は146校、51人以上の学校は2校にとどまった。
ソウル市教育庁は「学校訪問が可能な接種児童数は保健所別に20~50人と異なる」と説明した。
学校を訪れるワクチン接種は、学生の感染者が急増したことを受け、政府が12~17歳のワクチン接種率を引き上げるために推進している。
しかし、学校別の申請率は1桁にとどまるケースが多く、学校訪問接種は行われない場合が多くなるものと思われる。当初13~24日を‘集中接種支援期間’と定めていたが、希望校と自治区別の保健所間協議などが行われており、来週になってから実際に施行が可能になるとソウル市教育庁は明らかにした。
これを受け、冬休み中に学校で接種が行われる可能性もあると見られている。
ソウル市教育庁の関係者は「需要者を中心に接種を申請した生徒と保護者の便宜を模索している。推進するのに1週間はかかると見られ、保健所と自治体、学校が十分協議して実施しなければならないため、休み中に接種が行われる可能性もある」と述べた。
一方、ソウル市の感染生徒数はここ1週間で2124人となり、1週間で674人も増加した。1日平均の感染生徒数は333人で、2週間で111人も増えた。しかし、ソウル市教育庁は校内感染の割合は25%程度と外部感染の割合が高いため、冬休みを繰り上げることなく、安定的な全面登校を続ける方針だ。
ソウル市教育庁のキム・ギュテ副教育監はこの日、定例ブリーフィングで「学齢期の子どもたちは大人と違い、今回復しないと子どもたちの生涯全般に悪影響を及ぼすと専門家たちが警告している。冬休みを繰り上げず、学校の日常回復のために苦労して迎えた全面登校を続けていく」と強調した。
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