韓国の鄭義溶外相(画像提供:wowkorea)
韓国の鄭義溶外相(画像提供:wowkorea)
韓国のチョン・ウィヨン(鄭義溶)外相はきょう(29日)「北京冬季オリンピックをきっかけとした南北首脳会談開催など、画期的な南北関係の進展は現実的に難しい」という見解を明らかにした。

チョン外相はこの日の記者懇談会で、北京五輪をきっかけとした南北または南・北・中の首脳会談の可能性を問う質問に「北京五輪を南北関係改善の一つのきっかけにしようと期待したが、現実的にはそのような期待が事実上難しくなっているのではないかと考える」と答えた。

ただ「しかし最後まで希望を捨てず、あらゆるきっかけを通して南北関係改善・朝鮮半島平和プロセスの早期再稼働のために、政府は最善の努力を尽くしていく」と強調した。

またチョン外相は、来年の外交目標について「朝鮮半島の完全な非核化と恒久的平和定着のため、朝鮮半島平和プロセスがこの4年間に成し遂げた成果を基に後退することのできない段階に至るよう、急がずとも最後まで努力していく」と語った。

一方チョン外相は、終戦宣言について「米韓間ではすでに、その重要性については互いに共感の輪が形成されており、文案に関してもすでに事実上合意されている状態だ」と伝えた。

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