韓国公正取引委員会は、アルコールが含まれた製品に、カロリーと栄養成分表示を義務化する内容の「重要な表示広告事項告示」改正案を、早ければ来月に行政予告する計画だと、10日明らかにした。焼酎、マッコリ、ワイン、ビールなど、韓国国内で販売されるアルコール含有製品が対象だ。
現在は、カロリーを含むアルコール類の栄養情報表示は、義務表示対象ではなくメーカーに委ねている。韓国消費者院 (Korea Consumer Agency)の2019年の調査結果によると、国内に流通するビール・焼酎・マッコリのうち、カロリーなど栄養成分を表示するアルコール類は、5%に過ぎなかった。
しかし、カロリーはご飯一杯分(茶碗一杯約250カロリー)以上であることが分かった。韓国消費者院の結果、アルコール種1本(缶)あたりの平均カロリーは、焼酎(360ml)が408 kcalと最も高く、マッコリ(750ml)が372 kcal 、ビール(500ml)が236 kcal であった。
このため、消費者の正確なカロリー把握のために、アルコール類も炭酸飲料と同様に、カロリーおよび栄養成分表示が必要であるという指摘が提起されてきた。
公正委員は、まずカロリーを含む、糖分・脂肪・コレステロールなど、全般的な栄養成分を義務的に表示する内容を盛り込んだ「告示改正案」を行政予告する方針だ。以後、アルコール類メーカーなどの意見収束手続きを経て、最終案を確定する計画だ。
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