チェジュ(済州)地方裁判所第2刑事部は10日、強盗傷害、暴力行為など処罰に関する法律違反(共同恐喝)などの嫌疑で拘束され、裁判にかけられたA被告(18)ら7人に懲役刑を言い渡した。
主犯のA被告は懲役長期4年・短期3年、もう1人の主犯B被告(20)は懲役4年が言い渡された。残りの10代の男女5人は懲役1年、執行猶予2年などが言い渡された。
被告らは昨年6月9日と19日の2度にわたり、携帯電話のチャットアプリを通じて済州市のあるモーテルに男性を誘引した後、動画を撮影し、凶器で脅かしながら金品を奪おうとした嫌疑がもたれている。
被告人たちの一部が買春男性と話しながら時間稼ぎをしたり、性関係をすると他の被告人が現場を急襲して「売春した事実を通報する」と男性を脅迫するやり方で犯行に及んでいたことが分かった。
この他、A被告らは男性たちに対し、監禁や暴行を加えた後に金品を奪ったり、ソウルで運転免許なしに車を運転したりするなどの嫌疑も持たれている。
被告人らは昨年12月17日の結審公判前まで、なんと100回あまりにわたり裁判部に反省文を提出した。ほとんどが検察の公訴事実を認めて反省しており、二度と犯行をしないという誓いを込めた手紙だった。
しかし、裁判部はこの前の結審公判に続き、この日の判決公判でも激しく怒鳴り続けた。
ある被告は公判直後、拘置所に戻る護送車の中で刑務官に暴言を吐いたり、腹立ち紛れの行為をしていたことが明らかになった。
別の被告人も、警察の留置場で騒いだり、逮捕前の被疑者尋問の直後に「裁判官の前でかわいそうなふりをしたら見逃してくれた」と言ってくすくす笑い、容疑を否認するためにメモを配ったことまで、すべてばれていた。
裁判所はこの日の判決公判で、「初犯で少年犯だから大丈夫だと思ったようだが、とんでもないことだ。少年だから無条件に許されるとは思うな」と被告人たちに苦言を呈した。
続いて「被告人たちは法を悪用したためにこの場にいる。すべて刑事処分と判断する」と判決の背景を明らかにした。
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