「光州マンション外壁崩落事故」落下物相次ぐ…行方不明者の捜索難航=韓国(画像提供:wowkorea)
「光州マンション外壁崩落事故」落下物相次ぐ…行方不明者の捜索難航=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国クァンジュ(光州)ソ(西)区ファジョン(花亭)洞HDC現代産業開発の新築マンション外壁崩落事故が起きた現場で落下物が相次いでいる。タワークレーンの解体も安全の問題によって遅れるなどして、行方不明者の捜索作業に難航が続いている。

ムン・ヒジュン光州西部消防署長は15日午後の会見で「今日の午後4時30分頃、該当建物23階から落下物が2つ落ちた」とし「前日にも落下物1つが落ちた」と明らかにした。

同署長は「追加の崩落可能性があり、内部で行方不明者の捜索作業を進めていた救助隊全員を建物の外に避難させた」と説明した。これによって、捜索作業は一時中断されたが、午後5時25分頃に再開された。落下物は拳ほどの大きさであり、人命被害はないことが分かった。

救助当局は、追加崩落の危険があるとみている。特に、現在崩落した建物にもたれかかっているクレーンから追加崩落の危険性が高いと判断した。同署長は「タワークレーンから崩落の危険が高いとみている」とし「そちらの部分の出入りをできるだけ控えている」と説明した。

当初、現場では1200t級の移動式大型クレーンの組立と同時に、タワークレーンの解体が行われる予定だった。しかし、追加崩落の可能性によって、タワークレーンの解体作業は16日から21日に延期された。HDC現代産業開発のミン・ソンウ安全経営室長は「(移動式クレーン)組み立てに1日所要し、地盤を補強するのに1日、ワイヤーを補強するのに1日など、計5日所要する予定だ」と述べた。

タワークレーンを解体する前に救助当局は、まず地上層の残骸処理作業を進めている。救助当局はこの日、1階の建物全面の床のコンクリート除去作業とともに、ここで人命捜索を実施している。

一方、救助当局はこの日、救助犬が25階で弱い反応を見せたと明らかにした。しかし、同署長は「行方不明者がいると確信できない状況」とし「救助隊員の捜索後に体臭が残っていて、混乱した可能性もある」と付け加えた。

これに先立ち、11日午後3時47分頃、光州西区花亭洞の現代アイパーク新築工事現場39階の屋上でコンクリート打設作業をしていたところ、23階から38階までの外壁と構造物が崩落した。この事故によって、当時6人の労働者が行方不明になった。昨日6人のうち1人が死亡した状態で発見され、残り5人に対する救助作業が進められている。
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