李候補は19日午後、ソウル市カンナム(江南)区の韓国科学技術会館で開かれた韓国科学技術団体総連合会の招きにより、科学技術政策討論会での脱原発政策をめぐる物議について「原子力の危険性の問題は単純な恐怖ではないと思う。実際にチェルノブイリや福島の事例がある」と指摘した。
李候補は「韓国の原発がたくさん位置する地域に地震問題もあるのは事実だ。原発の数もかなり多く、密集度も世界的に最も高く、数百年に1度の事故が発生しても莫大な被害があり得るので危険性の問題がないとは言えない」と説明した。
続いて「今後、原発エネルギーを再生エネルギーとして活用するかどうかも論争の的だが、活用しない可能性のほうが高いと見られる」と予想した。
その一方で「韓国のエネルギー需給状況を考えると無条件に原子力をなくそうということはできない。既にあるものは使おう、建設するものは建設しよう、可能なら再生エネルギーに転換しようという考えだ」と述べた。短期的に原発に依存するのはやむを得ないが、長期的な転換が必要だということだ。
さらに、新ソウル3・4号機建設再開問題については「今の段階で必要なのか状況をもう一度チェックしてみよう。国民世論と主権者の意志が重要なので、公論化を経て判断しようという考えだ」と説明した。
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