韓国産業通商資源部(経済産業省に相当)は26日、中国商務部と「第4回韓・中自由貿易協定(FTA)共同委員会」をオンラインで開催した。ことしで韓・中FTAが発効して8年目となる中、双方は今回の共同委員会を通じ、商品貿易、関税、知的財産権(IPR)、貿易技術障壁など分野別の協定履行状況を点検し、FTAに基づいた通商協力を強化するためのさまざまな議題について議論した。
双方は新型コロナウイルスによる世界経済の混乱の中、韓・中FTAが両国の交易の堅実な成長を支援することに大きく寄与したと評価した。実際に韓・中交易はFTA発効時点である2015年から2021年までに32.6%増加した。特に昨年は前年比24.8%の増加率を示し、過去最高の3015億ドル(約34兆3000億円)を記録した。
今回の共同委員会では、世界の供給網不安に対応するための協力と文化交流の活性化方案などを重点的に議論した。
双方は主な原材料・鉱物資源の需給不安に対応するための協力の必要性に共感し、世界貿易機関(WTO)規定に基づくエネルギー・鉱物資源の輸出制限時に相手国に事前通知するなど、供給遅延を最小化するための協力を約束した。
韓国側は2021~2022年韓中文化交流の年を迎え、△韓国映画の公開、△韓国放送コンテンツの放映、△韓国ゲームの新規版号発給など、韓国の文化コンテンツの中国進出を拡大するための関心を求めた。特に、映画・ドラマなど韓国コンテンツの著作権侵害問題を提起し、知的財産権保護強化のための中国側の協力を求めた。
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