3年ぶりに釈迦の誕生を祝う燃灯会を開催…市民でにぎわう=韓国(画像提供:wowkorea)
3年ぶりに釈迦の誕生を祝う燃灯会を開催…市民でにぎわう=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス感染症で開催されなかった釈迦の誕生を祝うを燃灯会(新羅時代に始まった歴史のある仏教祭)が、ソウル市内で3年ぶりに開催された。

 30日午後6時、ソウル市チュン(中)区内にあるトングク(東国)大学の大運動場で、釈迦の誕生を祝う燃灯(提灯=ちょうちん)会が本格的に始まった。新型コロナの流行で2年連続開催されなかった燃灯会は、最近になって防疫措置が解除され開催が可能になった。

 3年ぶりに再開された燃灯会を見に来た人々は、期待感に浮かれていた。花火が打ち上げられ、お祭りの開始を知らせると、人々はカメラを持って写真を撮り祭りを楽しんだ。外国人の観光客や交換学生たちは、街の行列を不思議な目で見守った。

 同じ時刻、チョゲサ(曹渓寺)周辺では、別の行列ができた。東国大から出る本行列を迎える行列で、チョンノ(鐘路)5街まで練り歩いた。鐘路4街の前には仏教界の放送局が舞台を設け生中継した。

 燃灯イベントの本行列は東国大学を出発し、フンインジムン(興仁之門、トンデムン東大門ともいう)とチョンガク(鐘閣)を経て、鍾路区の曹渓寺まで移動した。パレードが終わると、午後10時30分までポシンカク(普信閣)の交差点周辺で、仏教の文化公演や民俗遊戯などが繰り広げられた。

 一方、この日は、燃灯会のために鐘路、チャンチュンダン(奨忠壇)路、郵政局路の交通が全面的に統制され交通渋滞が発生した。5月1日も曹渓寺前の郵政局路が午前9時から午前0時まで統制される予定だ。
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