通常、タルンイ利用客は前年対比10%前後で増加していたが、今年に入って「タルンイ」の人気が大きく跳ね上がった。昨年5月には前年同月対比でタルンイ利用率が10.5%増加し、一昨年5月には11.3%増えた。
平日に利用率が最も高い時間は退勤時間帯で、午後6~7時が11.4%を占めた。 2番目に利用率が高い時間は午後5~6時(8.4%)だ。 3番目に利用率が高い時間帯は午前8~9時(8.0%)だ。 平日一日のタルンイ利用中の37.8%が出退勤時間帯に集中している。
タルンイ利用客の増加は、新型コロナ対策の防疫措置「社会的距離の確保」が今年全面的に解除されたことに影響を受けたものと見られる。実際、バス、地下鉄、タクシーなど他の公共交通手段も前年比10%台で利用率が増えた。前年同月比でバスは15.2%、地下鉄は16.1%、タクシーは11.4%増加した。
ソウル市は昨年3月、タルンイアプリを改編し指紋などログイン方式を多様化し、クレジットカードなどを決済手段として事前登録できる機能を追加し、スマートフォンに最適化された地図も搭載したが、これが利用者増加の一因と見ている。
また、2020年10月からは利用者がスマートフォンでQRコードをスキャンすれば簡単に貸与・返却できるようにした「QR端末機」に全面交換した。
タルンイが利用しやすくなり、徒歩で移動したり、バスなどの公共交通機関を待って移動するよりタルンイを選択する場合が多くなったものと見られる。
実際、全体的なタルンイ利用時間が短くなっている。利用時間は、2020年5月には33.7分、2021年5月には28.1分、2022年5月には23.9分と次第に減っている。20分未満の「短時間利用客」は平日63.8%、週末55.4%で大部分を占めた。
平日はタルンイの利用時間が短くなり、週末に増える現象も目立つ。 バス、地下鉄、タクシーなど公共交通手段は昨年5月に比べ全ての利用時間が増えたが、「平日タルンイ利用客」は唯一利用時間が14.2%下落した。平日の通勤時間の短い距離にタルンイを利用し、週末には余裕を持って余暇を楽しみながらタルンイを利用しているものと見られる。
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