韓国務総理はこの日午後、政府ソウル庁舎で主宰した台風14号対処状況点検会議で「先日の豪雨と台風の時、半地下、地下駐車場など、地下空間の浸水で人命被害があった」とこのように指示した。
台風14号は19日の午前9時、鹿児島北西約190キロ付近の海上まで北上すると予測される。台風は中心気圧950ヘクトパスカル、最大風速は秒速43メートルの強い勢力で、チェジュド(済州道)を含むナムヘ(南海)とトンヘ(東海、日本海)上に強い風と多量の豪雨を伴うものと見られる。
韓国務総理は「危険地域の安全措置と事前避難にも万全を期してほしい。消防、警察、山林、軍、自治体などは応急救助と支援に隙間のないよう、非常態勢をもう一度点検してほしい」と指示した。続いて「公共施設を運営する機関は電気・ガスなど、基幹施設被害予防にも徹底的に備えてほしい」と付け加えた。
また、韓国務総理は「前回の台風で被害が大きかったポハン(浦項)、キョンジュ(慶州)など、キョンサンド(慶尚道)海岸地域の応急復旧を迅速に終えよ」と関係部処に促した。さらに、国民には「気象情報に耳を傾け、危険地域は事前避難など、行動要領を必ず守ってほしい」と要請した。
行政安全部はこの日の午後4時10分から中央災難安全対策本部(中対本)の第1段階を稼働した。
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