農作業後に帰宅中の80代の老人を「失明」させた50代…「俺を見下した」と主張(画像提供:wowkorea)
農作業後に帰宅中の80代の老人を「失明」させた50代…「俺を見下した」と主張(画像提供:wowkorea)


何の理由もなく通りすがりの80代老人を農機具で殴って失明させた50代が実刑判決を受けた。

11日、ソウル高等裁判所チュンチョン(春川)裁判部刑事1部(ファン・スンテ部長判事)は、特殊重傷害と特殊脅迫容疑で起訴されたA(52)容疑者が出した控訴を棄却し、原審と同じ懲役4年を宣告したと明らかにした。

A容疑者は今年5月、畑で農作業を終えて帰宅途中だった被害者B(80)さんに突然「俺を見下した」と暴言を吐いた。

続いてAはBさんが持っていた農機具を奪い、目のあたりを殴って倒した後、足で踏んで片目を失明させるなどのけがをさせた容疑で送致された。

また、Aは当初暴行を目撃して近寄ってきた近隣の住民にも暴言を吐き、殴るようなしぐさで脅迫した疑いも受けている。

Aは法廷で「農機具を奪って(被害者を)殴った事実はない」と否定したが、1審を担った春川地方裁判所カンヌン(江陵)地院はBさんが被害状況を明確に述べる一方、Aは陳述に一貫性がない点からAの主張を受け入れなかった。

同時にAは「心身障害」があるとも主張したが、1審裁判部はAが診断された疾患が犯行に何らかの影響を及ぼしたとは見られず、捜査機関での言行などを根拠に認めなかった。

1審裁判部は「被害回復も全く行われておらず、被害者Bさんとその家族が厳罰を嘆願する点などを考慮すると厳罰が避けられず、A被告が暴力行為で何度も罰金刑を受けた過去がある」と量刑理由を語った。

控訴審裁判部も「心身障害の主張を受け入れなかった原審判決は正当で、原審と刑をたがえる意味のある事情変更がない」と控訴を棄却した。
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