20日、法曹界によると特殊傷害未遂などの疑いをもたれるパク被告は去る17日、ソウル南部地裁に控訴状を提出した。一審はパク被告に懲役4年を言い渡し、児童管理機関への就業制限10年を命じた。
裁判所によるとパク被告は座席配置問題で同僚教諭と葛藤を起こし、院長から警告状を受け取ると犯行を計画したことがわかった。裁判部は幼稚園の給食キットに粉末洗剤をかけたり、同僚教諭が飲むタンブラーやコーヒーカップに有害な液体を入れた容疑などをすべて有罪と認めた。ただし、園児に粉末洗剤をつけたチョコレートを食べさせて、紙コップに有害物質を入れて飲ませようとした容疑など一部の公訴事実に対しては有害成分が検出されず、無罪と判断した。
公判過程で犯行を一切否定したパク被告に対して裁判部は「納得しにくい弁解で疑惑を否認しており、その責任を軽く見ることはできない」と明らかにした。続けて「数回にわたり同僚教師、ひいては幼稚園の園児の給食に有害物質を入れて、保護する義務がある本人が児童にも危害を加えた」として「不安な心理状態にあっても、これは正当な理由にはならない」と量刑理由を説明した。
ソウル・クムチョン(衿川)区のある幼稚園の特殊クラス教諭として勤務していたパク被告は2020年11月、園児の給食と同僚教授のコーヒーに界面活性剤と蚊の虫よけなどを入れた疑いをもたれている。被害児童は10人に達するものと調査され、保護者たちは厳罰を促してきた。
当時、パク被告は警察の調査で給食に入れた物質がキシリトールとショウガの粉だったと主張した。しかし、国立科学捜査研究院がパク被告が持っていた液体容器を分析した結果、蚊の虫よけと界面活性剤成分など有害物質が検出された。界面活性剤は化粧品や洗剤、シャンプー、歯磨き粉などに使われる化学物質だ。
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