これに先立ち同社は、スマホの利用者が求める検索エンジンを使えるよう変更の可能性について示唆していた。内部的にはグーグルによるソフトウェアの依存度に対する不安があり、ソフトウェア供給元の多様化が必要との意見も出ていたもようだ。
今回の変更説は、MSがことしに入り、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を「ビング」の検索に適用したことで浮上した。しかし、これに遅れてグーグルが「チャットGPT」に対抗する対話型AIサービス「Google Bard(グーグルバード)」を発表。サムスン電子は、現時点でのグーグルとの関係性や生成AIのレベル、「グーグルバード」の発表を理由に、社内での議論を中断したという。
香港の調査会社カウンターポイント・リサーチによると、昨年におけるサムスン電子のスマホの出荷量は約2億6000万台で、世界の5分の1を占めた。同社は2010年から「グーグル」をスマホシリーズ「ギャラクシー」のデフォルト検索エンジンとして採択してきた。グーグルがサムスン電子から得る年間売上高は、30億ドル(USD、約4137億7200万円)と言われる。
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