松野博一官房長官は23日の定例会見で「(韓国視察団が)きょうと明日、東京電力福島第1原発を訪問する予定だ」とし「測定および確認用設備・移送設備・放流設備など、ALPS(多核種除去設備)処理水の海洋放流に関する各種の設備を視察する」と語った。
つづけて「視察団は経済産業省の同行の下、東京電力から説明を聞く予定だ」とし「今回の視察を通じて、韓国内のALPS処理水海洋放流の安全性に関する理解が深まるよう、努力していく考えだ」と語った。
また「今回のG7サミットで一致した内容に基づき、透明性の高い情報を伝え、(処理水の海洋放流に関する)国際社会の理解を高める対処をしていく考えだ」と付け加えた。
今月21日に閉幕したG7広島サミットの共同声明には、福島放射能処理水の放流について「人間と環境に害を及ぼさないようにするため、IAEA(国際原子力機関)の安全基準と国際法にしたがって実施されるIAEAの独立的な検証を支持する」という内容が盛り込まれている。
西村康稔経済産業相もこの日の記者会見で、韓国視察団に関する質問に「ALPS処理水の海洋放流の安全性に関する韓国内の理解が高まることを期待する」と答えた。
また、野村哲郎農林水産相は記者会見で「韓国は、福島や宮城など8県の水産物の輸入を禁止している」とし「今回の視察は処理水の調査が中心だと聞いているが、これに加え輸入制限解除に関してもお願いしたい」と語った。
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