17日、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)によると、ことし1月から3月までの日本が輸入した韓国即席面規模は1613万ドル(約22億8,675万円)で、前年同期比約12.5%増加した。同期間、日本の全体即席面輸入額が5.4%増えたことを見ると、韓国麺の輸入量は2倍以上増えたわけだ。KOTRA関係者は「新型コロナをきっかけに、ステイホームと韓流ブームによる韓国製品の輸入増加、低価格PBブランド需要増加が主要要因とみられる」と分析した。
日本の即席面輸入国のうち韓国は2011年以降、不動の1位を占めている。昨年日本が韓国から輸入した即席麺規模は約5468万ドル(約77億5,198万円)で、全体即席麺輸入量の82%を占める。2017年(1999万ドル)に比べ輸入量は2.8倍ほど増えた。このような人気に支えられ、日本企業でも新製品を発売しながらハングルで「ジャジャンミョン」、「こってり」、韓国語の発音を日本語表記で「おいしい(マシッソ)」と書いて販売している。
即席麺は短時間で調理して食べられる即席食品で、袋・カップラーメンなどが代表的だ。日本で1958年に日清食品(Nisshin Foods)の創業者である安藤百福がチキンラーメンを開発したのが始まりだ。1971年発泡スチロール容器に入ったカップラーメンが発売され、若い層を中心に人気を集め、1989年からはカップラーメンが袋ラーメンの生産量を上回り始めた。
日本で即席麺市場は、手軽な調理を好む傾向に支えられ、緩やかな増加傾向を見せている。 2021年の即席麺市場規模(メーカー販売額基準)は5980億円で、2017年の5760億円から220億円増えた。包装形態別に見ると、袋タイプが1250億円、カップタイプが4730億円だった。矢野経済研究所は2024年まで即席麺市場規模は6145億円まで増えると予測した。
KOTRAは、日本で各種食品価格が引き上げられ、時間短縮、コスパが特徴の即席麺需要は今後も拡大し続けると分析した。KOTRA関係者は「競争が激しい即席麺市場で、消費者の健康意識向上に伴うカロリーや栄養バランスを考慮した製品開発が、市場開拓のポイントとなる」とし「高齢化が進んでいる日本で、高齢層をターゲットとした製品開発を考えることができるが、韓国企業の日本進出時には、日本市場に合わせるより、成熟した市場に刺激を与えることができる韓国だけのアイデアや差別化された味で、日本市場を攻略することが、日本市場開拓の近道になるだろう」と述べた。
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