左からリュ・スンボム、ハン・ヘジン、ソル・ギョング=22日、ソウル(聯合ニュース)
左からリュ・スンボム、ハン・ヘジン、ソル・ギョング=22日、ソウル(聯合ニュース)
韓国新作映画『容赦はない』のメディア試写会・懇談会が22日に開かれた。

ソル・ギョング の最新ニュースまとめ

 同作は、解剖医カン・ミンホ(ソル・ギョング)と殺人鬼イ・ソンホ(リュ・スンボム)の対決を描くスリラー映画。残忍に切り刻まれた20代女性の遺体が見つかり、ソンホが容疑者に挙がるが、ソンホはミンホの娘を誘拐し脅迫する。ミンホはたった一人の娘を守るため証拠をねつ造するが、ソンホとの対決は破局に突き進む。

 この作品でデビューするキム・ヒョンジュン監督は、「残忍だが悲しい、一味違ったスリラーを作りたかった」と語った。また、容赦とは相手の立場に立ち返らなければ決してできないことであり、2人の立場を最大限理解しようと努めたと振り返った。最初は事件の糸筋や「断絶」という意味から、「端緒」というタイトルでストーリーを展開していったが、修正を重ねるうち、「端緒」は素材に過ぎず、伝えたいことは「容赦」になったと説明した。

 ソル・ギョングは、映画について「スリラーのパターンを呈したドラマ」だと紹介。脚本を初めて読んだとき、2人の男がもつれた糸をほどけない様子に胸が痛んだと話した。
 リュ・スンボムは、「現場でたくさん悩み、心配もしたが、映画を見るとソル・ギョングという俳優の力がすべてを覆いこんだのでは、と思えた」と語った。

 一方、熱血刑事役を演じたハン・ヘジンは、「後半に進むにつれ、2人の先輩が言葉少なになり、食事も取らなくなったので心配した。感情を妨害するかと互いに配慮した感じだった」と伝えた。
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