ソウル各所では独立運動を再現する行事が開かれた。鍾路区仁寺洞では「3・1節万歳の日街路祝祭」が開催され、独立宣言書の朗読、万歳三唱などを行い、太極旗(韓国国旗)を振りながら同区の普信閣まで行進した。
市民団体の韓国進歩連帯は在韓国日本大使館前で会見し、韓国と日本の軍事協力を糾弾、北東アジアの平和体制構築を促す宣言文を発表した。太平洋戦争犠牲者遺族会も同大使館前で、太平洋戦争に対する日本の実践的謝罪と補償を求める会見を行った。
3・1独立運動の発祥の地、鍾路区のタプコル公園でも、市民団体によるさまざまな行事が催された。参加者らは地下鉄安国駅から独立門役まで移動し、市民とともに万歳を叫んだ。
独立運動家と家族の団体「光復会」は、世宗文化会館で開かれた政府の記念式典に参加した後、太極旗を手にタプコル公園に移動し、追悼式を行った。また、親日・反民族行為者の財産の没収を取り消した裁判官を非難するパフォーマンスなども行った。3・1独立運動の中心地、ソウル中心部に位置する普信閣でも記念式と韓日協定反対集会が開かれた。
釜山では市長らが殉国した独立運動家が祭られる東莱区の忠烈祠を参拝し、市民会館で3・1記念式典を開催した。竜頭山公園では鐘打ちが行われたほか、さまざまな文化イベントも開かれた。あるマンションの住民らは、地元の祭りの収益金で太極旗780個を購入し、全世帯が太極旗を掲揚した。
蔚山では市民3000人余りが参加し3・1記念マラソン大会を、大田では市民1万人余りが自転車行進を行った。
一方、家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)で被害を受けている忠清北道は、感染拡大を防ぐため、市・郡の行事を自制するよう勧告し、予定されていた行事は中止や縮小開催された。
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