これを前に大韓体育会の関係者らは東京オリンピック(五輪)選手村の韓国選手団居住棟に太極旗と共にイ・スンシン(李舜臣)将軍の名言を連想させる横断幕を掲げた。横断幕には「臣にはまだ5000万国民の応援と支持が残っております」という文が書かれていた。
東京スポーツは「(韓国選手村の)横断幕は朝鮮の海を守った李舜臣将軍の語録を応用したものだ」とし「李舜臣は豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄・慶長の役)に抵抗した反日英雄として韓国では神格化された存在だ」と述べた。
続けて「(李舜臣将軍のような)反日の象徴を持ち出して、日本と当時の朝鮮の間の戦争と関連した言葉を選手村にかけて論争が予想される」とし「韓国と日本は東京五輪をめぐって竹島(韓国名:独島)表記と旭日旗使用などで葛藤している」と付け加えた。
一方、大韓体育会関係者は横断幕について「今大会は日本で開催するだけに、特別なメッセージを準備した」とし、「選手たちの戦意を高められるような応援文句を探していたが、ある職員の提案で当該横断幕を準備した」と明らかにした。
韓国において李舜臣将軍は「100ウォン」コインや旧「500ウォン」紙幣のモデルにもなっていたほどの人物である。将軍が考案したとされる「亀甲船」も有名である。
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